今年で2回目の親子会。桂南光と、唯一の弟子こごろうとの落語会という意味で親子会である。
聴きどころは、南光の『らくだ』である。故・笑福亭松鶴(笑福亭鶴瓶の師匠)の十八番だったネタを、円熟味を増した南光がどう演じるかだ。真面目で気の弱い紙屑屋が、酒を勧められ1杯飲んだら止まらず、大トラになる。長い落語なので、前半と後半に変化をつけて飽きさせないのが技となるだろうが、気がつけば終わり。手八丁口八丁で笑いを誘っていた。
ただ、それが中入り前。中入り後の、こごろうの『愛宕山』では、観客はお腹いっぱいの状態で聴くこととなり(こごろう自身もそう言っていた)、演じにくかったかもしれない。決して悪くはなかったけれど。
どれも有名なネタばかり。演者が変われば、中身の雰囲気も変わる。
―演目―
桂ひろば 『動物園』
桂こごろう 『代脈』
桂南光 『らくだ』
~中入り~
桂こごろう 『愛宕山』
(4月23日、サンケイブリーゼにて)
聴きどころは、南光の『らくだ』である。故・笑福亭松鶴(笑福亭鶴瓶の師匠)の十八番だったネタを、円熟味を増した南光がどう演じるかだ。真面目で気の弱い紙屑屋が、酒を勧められ1杯飲んだら止まらず、大トラになる。長い落語なので、前半と後半に変化をつけて飽きさせないのが技となるだろうが、気がつけば終わり。手八丁口八丁で笑いを誘っていた。
ただ、それが中入り前。中入り後の、こごろうの『愛宕山』では、観客はお腹いっぱいの状態で聴くこととなり(こごろう自身もそう言っていた)、演じにくかったかもしれない。決して悪くはなかったけれど。
どれも有名なネタばかり。演者が変われば、中身の雰囲気も変わる。
―演目―
桂ひろば 『動物園』
桂こごろう 『代脈』
桂南光 『らくだ』
~中入り~
桂こごろう 『愛宕山』
(4月23日、サンケイブリーゼにて)