夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『トレイン・ミッション』(試写会)

2018年03月27日 15時33分45秒 | Weblog

 

  2011年の『アンノウン』から始まったリーサム・ニーソンとジャウム・コレット=セラ監督のコンビ。今回で4作目となる。

 保険の営業マンとして10年、地道に働いてきたマイケルだが、ある日突然、会社からリストラを言い渡される。息子の大学費用と住宅ローンの支払いをどうしたらいいのか。失意のどん底に落とされるたまま、帰りの電車に乗り込む。だが、その車内で謎の女性からプリンという人物を探せば10万ドルを渡す。やらなければ次々と人が殺されるという、理不尽な取引を持ち掛けられ、家族を守るために奔走する。

 ヒッチコックやアガサ・クリスティーなどの過去の列車ミステリーを彷彿させるが、この作品はニューヨーク発から郊外へ行く普通の列車が舞台である。

10年間、同じ列車を利用してきたマイケルには、顔見知りの乗客がいて、車掌とも挨拶を交わす。そこで、事件に巻き込まれていくのである。元警官で身体能力は人より高いかもしれないが、特殊な技術は持たないマイケルには、見知らぬ客を特定するミッションは難しいものだった。しかし、列車が進むにつれて乗客が降車し、候補者が絞られていく。

 事情を知らない他の乗客たちを巻き込み、スリルは加速。そして、列車の〝制御不能〟の加速を見せる。このプランの黒幕は誰なのか?何が目的なのか?

 

普通にサスペンスの作品かと思っていたが、驚きの躍動感。関西人からすれば、ちょっと目をそむけたくなる列車のシーンもあるのでつらいが、ハリウッド映画はそんな感情はおかまいなし。列車は次々とすごいことになっていく。

リーサム演じるマイケルは不死身だ。後半は不死身としかいいようのないシーンの連続。普通なら、たぶん何回か死んでいる??誰が味方で敵かもわからない。犯人を絞らせないアイデアが生きている。

 

 

トレイン・ミッション 3月30日公開


『ちはやふるー結びー』(試写会)

2018年03月13日 09時48分22秒 | Weblog

末次由紀の人気コミックが原作の青春映画。『ちはやふるー上の句』『ちはやふるー下の句』に続く最終章の今作。広瀬すず、野村周平、新田真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、松岡茉優などの前作からの引き続きのキャストに加え、瑞沢かるた部の後輩に優希美青、佐野優斗、史上最強名人として賀来賢人が追加キャスト。個性的で重要な役を担う。

 

全国大会での激闘から2年が舞台。競技かるたに打ち込む姿とさらなる戦いを描く。

太一(野村周平)や新(新田真剣佑)らとともに名人・クイーン戦に挑む千早だったが、詩暢(松岡茉優)とは戦えず大会を終える。千早たちの師匠・原田(國村隼)も史上最強名人(賀来賢人)とされる周防に敗れてしまう。

その後、3年生になった千早たちは、高校最後の全国大会に挑むが…。

 

ひたむきに競技かるたと向き合う主人公たちをみていると、今の若者も捨てたもんじゃないと思う→感想が年寄りである。

団体戦は、他の体育会系の競技と同じようにチームワークがカギとなるのが、おもしろいところであるし、

千年前の人の恋心が、今の時代の変わらずに響いてくることが感動である。百人一首ってすごい。

これをまた、千年先につなげていけたら、なんと素晴らしいことか。

蛇足として、松岡茉優のヲタクぶりは有名になってきているが、そのキャラが今作で生きている。そうきたか、の立ち位置を確認した。

 

監督はこれまでと同じ小泉徳宏がつとめている。

3月17日公開

ポスター画像


『プルートゥ PLUTO』(大阪公演)

2018年03月10日 23時44分05秒 | Weblog

いや、これ。この作品、本当に観ていただきたいです。

原作の漫画が写し出されるプロジェクションマッピング。ダンサーの動きやその趣を変える舞台装置。森山未來の圧倒的な身体能力と土屋太鳳の二役の演じわけ。
すべてがマッチし、融合している。どれもが一流。
大東駿介、吹越満、柄本明、吉見一豊というキャストもなんと素晴らしいことか。

静かさの波の中で観た東京での公演は、2月のヨーロッパ公演を経て、大阪へ。大阪では熱気をもって、そのエネルギーを受けて、行われている。

ものがたりは悲しくて重い。でも、未来にも一縷の光が…。