住宅街を歩く男。冒頭から怪しい雰囲気をたたえて、引き込まれる。一言もセリフを発しない男(豊川悦司)の存在感が光る。
白昼の住宅街。男は、鍵のかかっていない家を探して侵入する。そして、一家3人を殺して逃げた。ニュースでは事件を大きく取り上げているが、それをあざ笑うかのように、犯人からマスコミ各社にメールが届く。また、男は銀行で被害者の口座から50万円を引き出すとともに警察に犯人が自分であると通報する。
遠藤京子は、いわゆる普通の会社のOL。同僚に残業を任されても嫌とは言えず引き受けている。家に帰っても一人、親しい友人もいないのでいつも孤独だ。
逮捕された男は坂口秋生。取り調べでも、裁判でも何も話さない秋生に、弁護士の長谷川は手を焼く。
テレビのニュースで、坂口秋生のことを知ってから、京子は坂口に゛親近感゛を感じ、会社を辞め、裁判の傍聴をしたり、手紙をやりとりするようになる。そして、心を通わせるようになり…。
坂口が殺人を犯すことについて語る姿と、京子と面会した後の姿が対称的に描かれていて注目。
最後は意外なラストが待ち受ける。
殺人犯である坂口秋生に興味を抱き、愛するようになる遠藤京子に小池栄子。一家三人を殺害する犯人・坂口秋生に豊川悦司。弁護士の長谷川に仲村トオルが扮している。小池栄子は、ベテラン二人に挟まれてプレッシャーのかかる位置だが、思い切りのいい演技を見せている。(2006年、ジェネオン)
白昼の住宅街。男は、鍵のかかっていない家を探して侵入する。そして、一家3人を殺して逃げた。ニュースでは事件を大きく取り上げているが、それをあざ笑うかのように、犯人からマスコミ各社にメールが届く。また、男は銀行で被害者の口座から50万円を引き出すとともに警察に犯人が自分であると通報する。
遠藤京子は、いわゆる普通の会社のOL。同僚に残業を任されても嫌とは言えず引き受けている。家に帰っても一人、親しい友人もいないのでいつも孤独だ。
逮捕された男は坂口秋生。取り調べでも、裁判でも何も話さない秋生に、弁護士の長谷川は手を焼く。
テレビのニュースで、坂口秋生のことを知ってから、京子は坂口に゛親近感゛を感じ、会社を辞め、裁判の傍聴をしたり、手紙をやりとりするようになる。そして、心を通わせるようになり…。
坂口が殺人を犯すことについて語る姿と、京子と面会した後の姿が対称的に描かれていて注目。
最後は意外なラストが待ち受ける。
殺人犯である坂口秋生に興味を抱き、愛するようになる遠藤京子に小池栄子。一家三人を殺害する犯人・坂口秋生に豊川悦司。弁護士の長谷川に仲村トオルが扮している。小池栄子は、ベテラン二人に挟まれてプレッシャーのかかる位置だが、思い切りのいい演技を見せている。(2006年、ジェネオン)