夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『らくごのお時間 10周年落語会“囃家八景”』

2024年04月30日 09時31分24秒 | Weblog

    

 大阪駅前に2024年7月にオープンする“JPタワー”。その6階に“skyシアターMBS“として劇場が

オープンに先立ち開場している。第一弾は藤原竜也の『中村仲蔵』(skyだけに)だったのだが、

第二弾が今回の落語会。

昼夜席があり、夜席に参戦した。関東からのゲストが見ものだった。

 

      笑福亭たま「源平盛衰記」…たまと言えばショート落語。その掴みから                  

                   演目に入るパターン。

      立川談春 「文七元結」……この人の落語を聴きにきている人が多かっ

                    たと思われる。実際、トイレの行列に並ん

                    でいる時、後ろのご婦人が「昼よりこっち

                    を 選んだ。談春さんの落語をこの値段で聴

                    けない」と話されていた。

                                                              確かに中入り後、 座席に戻ると前の方にい

                                                              た人が空席になっている箇所があった。

                   “談春狙い“はあったようだ。

                

                ( 中入り )

      

      月亭八光 「住吉駕籠」……関西のバラエティーロケ番組では絶え間なく

                                                             出演しているが、落語は初見。

                                                             凄みはないがしゃべくりは上手だった。

      桂 南光 「らくだ」………南光さんのこの演目は2度目。 

                  久しぶりの南光さん、安定していて楽しめ

                  た。

 

 ☆やっぱり落語はいいなあと思った。久しぶりの時間を友人と共有することもできた。

  ちなみに、友人は柳家花緑のファンで当日券でこっそり昼席も参戦していたらしい。

  その昼席の演目は

  桂 二葉「つる」、柳家花緑「中村仲蔵」←中入り→

  月亭方正「茗荷宿」、笑福亭鶴光「竹の水仙」

  花緑さんは最近はなかなか大阪に来ていなかったので、気にはなっていた。どれも

  楽しかったようです。

   ☆「らくごのお時間」は、毎月第2日曜 早朝5時30分~放送中


「陰陽師0」

2024年04月21日 20時16分00秒 | Weblog

   特集     ←鑑賞すると配布されるイラスト画

  

 ナレーションは津田健次郎。そのいい声から物語は始まる。

人と生き物、魔物が同じ所に住む時代。呪術を扱い、天候を操り、空間を移動

させることができる陰陽師と呼ばれる人物たいがいた。

 政界を決定する占いを行う陰陽師になるべく選ばれた学生(がくしょうと呼

ぶ)の中に、若き安倍晴明(山崎賢人)がいた。呪術の天才と呼ばれながら、

まったく出世に興味がなく、授業にも出ないという人

嫌いの変わり者。そんな清明にある日、貴族である源博雅(染谷将太)から女

王(奈緒)にまつわる事件を解決してほしいとの依頼を受ける。清明は、博雅

と衝突すながらも、真相を追う。

 だがそれは、平安京を巻き込む陰謀と呪いが隠されていた。

 

 清明演じる山崎賢人と博雅を演じる染谷将太は実生活でも親しいという。そ

の関係性が映像でも見て取れる。魑魅魍魎で、平安ではなかった平安時代。信

じるものがなく、すがろうとしたのは呪術で、その世界観を映像で表現するな

らこの映画のようであったかもしれない。映像制作に関わっているのは“白

組”。

「ゴジラー0.1」の山崎貴監督が所属するチーム。今作の監督・脚本は山崎

貴監督の妻でもある佐藤嗣麻子。たまに、キングダムの信が登場する清明の強

。そしていつか、ユースケ・サンタマリアが陰陽師として出てくるのでは

ないかと思ってしまったが、大河ドラマとは違う

 安倍晴明の生誕1100年を記念した作品。夢枕獏の協力のもと、映像化さ

れた。こだわりの衣装や美術は緻密に計算された美しさである。

  学生・平郡貞文を安藤政信、得業生・橘泰家を村上虹郎、天文博士・惟宗

是邦を北村一輝、陰陽博士で清明の育ての親である加茂忠行には國村隼。陰陽

頭は小林薫が演じている。また、村上天皇は板垣李光人が務めた。

 


「あまろっく」

2024年04月20日 22時01分39秒 | Weblog

江口のりこに、中条あやみ&笑福亭鶴瓶がまさかの結婚宣言!? 「あまろっく」予告&ポスター完成

 まずお伝え。この映画でほろりと泣くなんて思わなかったし、あれやこれのことがありながらも、

最後は多幸感に溢れて劇場を出てしまうし。語りたくなるし、行きたくなるしで。ある家族の日常

を描いただけの物語が楽しすぎた。

 娘の優子が社会生活を知る大人目線、義母の早希は子どもで関係性は平行線なのだが、そのまま

平行線をたどりながら距離が少しづつ近いづいていく。ある時は早希の方が大人目線で冷静となり

立場が逆転することも。この距離感が二人の義母娘の関係で保たれていく。二人とも前を向いて進

む。これが心地良い。

 

 近松優子(江口のりこ)はバリバリに仕事ができる大手企業の会社員だったが、突然、理不尽な

リストラに遭ってしまい、尼崎の実家へ戻ってくる。そんな娘を父の竜太郎(笑福亭鶴瓶)は「祝

リストラ」と書いた横断幕で迎え入れる。

巨大な関門“尼ロック”のよって水害から守られているという尼崎。優子は、何もすることがなく、

父と亡くなった母との子どものエピソードを思い出していた。

 そんな時「人生に起こることは何でも楽しまな!」という父が突然、再婚をすると言い出す。特

に反対もしない優子だったが、父が連れてきたのは20歳の娘だった! なぜか、家族団らんにこだ

わる早希と39歳の優子が噛み合うはずもなく、むなしく日々が過ぎていく。だが、ある悲劇が起こ

り優子はこれまでの人生を振り返る。そして、少しづつ早希との関係が変わり始める。

 

 若いころの竜太郎は松尾諭、その妻を中村ゆりが演じている。優子の幼馴染で屋台のおでんやを

開いているのは駿河太郎(笑福亭鶴瓶と駿河太郎の絡みのシーンはない)。近松が経営する町の鉄

工所の社員には、佐川満男、久保田麿希。優子のお見合い相手には中林大樹(元気そうでよかった)。

特別出演として高畑淳子。そして浜村淳と、関西出身のキャストばかりで関西人には台詞のニュア

ンスにストレスがなく観ることができる映画となっている。決して大作ではないけれども、口コミ

でおもしろさが伝わっていってほしい作品である。優子の子ども時代を演じている子役たちが、江

口のりこの飄々とした語り口に似せていて、その演技にも驚かせられた。そっくり。

 主題歌はユニコーンの「アルカセ」。監督はこれが長編2作目の中村和宏、脚本は西井史子が務

めた。

 追記

 映画鑑賞後、帰宅途中にスマホを開くと佐川満男氏死去のニュースが飛び込んできた。「うわ、

さっき映画で…」と驚いた。「もう80歳の人間にいつまで働かせるつもりや」の台詞が蘇った。い

や、もっと関西のドラマや映画にまだまだ出演してほしかったですよ。との言葉を贈りたいと思い

ます。


「特別展 古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」(国立国際美術館)

2024年04月14日 20時50分54秒 | Weblog

  

 

  

            大阪が最終会場となり5月6日までの開催となっている。

 マヤ文明 赤の女王のマスク、冠、首飾りなど

      暦や文字など高度な知識を有する王や貴族が中心となって、巧みに交易と戦争を繰り広

      げた。

      球技をしている、戦士、支配者層、貴婦人、貴人などの土偶も展示されている。

 

 アステカ文明 首都テノチティトランを築き、軍事力と貢納制を背景に強国を拡大した。

        今も発掘が続く金製品などが展示されている。

 テオティワカン文明 「太陽」「月」「羽毛の蛇」の三大ピラミッドを擁する巨大な計画都市を築

           いた。

 

 ☆会場内作品はすべて撮影がOKとなっている。そろそろ閉幕となるが、すでに大勢の人が押し寄せ

  ており大型連休は覚悟して行かれたし。