夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「私たちの幸せな時間」

2007年07月25日 22時22分41秒 | Weblog
 死刑囚と自殺未遂癖のある女性の交流をベースにしたストーリー。死刑制度について考えたりなんかするかもしれない。
 韓国のベストセラー作家、コン・ジヨンの小説を「力道山」のソン・ヘヨンが監督した作品。゛過去゛の傷が癒えず、自殺未遂を繰り返すユジョンは、シスターをしている伯母に連れられ、死刑囚のユンスと面会する。その後ユジョンは、一人でユンスと面会するようになり、二人は似たもの同士であることを知る。
 普段は、゛韓国映画の終わりはしょぼい゛と思うことも正直あったが、久しぶりにストーリー重視で深みのある韓国映画を観た。死刑囚ユンスにカン・ドンウォン、ユジョンにイ・ナヨン。


「プロヴァンスの贈りもの」(試写会)

2007年07月24日 22時38分21秒 | Weblog
 いわゆる゛大人のラブストーリー゛である。しかし、主人公のロンドンでの多忙ぶりとプロヴァンスでの゛休暇゛の対比が魅力的に描かれて、癒しの作品ともなっている。
 ロンドンでトレーダーとして超多忙な毎日を送っているマックス。ところが、マックスの唯一の肉親で、南フランスのプロヴァンスで暮らしていたおじさんヘンリーが亡くなってしまう。おじヘンリーの相続問題に巻き込まれるマックス。プロヴァンスで暮らし、ワインづくりの管理者などには興味がないマックスは、土地や建物を売却するつもりでプロヴァンスにやってくる。 しかし、そこにおじの子どもと名乗る女性がやってきたり、ワインづくりの鑑定士がやってきたりで、売却の手続きがなかなか進まない。そんなときに、マックスは地元でレストランをきりもりするファニーという女性と出会う。そして、マックスはプロヴァンスで住むうちに、小さかったときのおじとのエピソードを思い出していく…。 監督は美しい映像を表現するのにも定評があるリドリー・スコット。やり手のトレーダー・マックスを演じるのはラッセル・クロウである。

「傷だらけの男たち」

2007年07月11日 19時41分04秒 | Weblog
 香港の古い町と新しい町が交錯…人間の光と闇の間にあるものとは。
 ポンは、恋人の自殺でアルコール性依存症となり、刑事を辞め私立探偵をしている。ポンのかつての上司でベテラン刑事のヘイは、大富豪のチャウの娘と結婚するが、ある日、チャウが殺害される。ヘイの妻は、ポンにチャウが殺された本当の理由を探るように依頼する。しかし、そんなヘイの妻の身にも次々と事件が起こる。
 冒頭シーンより、伏線が張り巡らされている。なぜ犯人はチャウを殺さなければならなかったか、犯人の心の奥深くに潜むものが、つらく悲しい。
 「インファナル・アフェア」のスタッフが送るサスペンス。「インファナル・アフェア」は「ディパーテッド」としてハリウッドでリメイクされたが、今作もハリウッドでのリメイクが決定している。
 主演のトニー・レオンと金城武の二人は安定している。二枚目の金城武を見るチャンス?でもあるだろう。

「ゾディアック」

2007年07月06日 23時13分40秒 | Weblog
 アメリカの警察の体系が複雑すぎる…そう思ったのは私だけだろうか?
 1969年、カップルがドライブの途中で銃撃される。男性は重傷、女性は死亡するが、サンフランシスコの新聞社にゾディアックと名乗る犯人から暗号化された犯行声明文が届く。犯人を追う刑事や記者をあざ笑うかのように、さらに事件を重ねるゾディアック。そんなとき、ある容疑者が浮かび上がるが、状況証拠しかつかむことができず…。
 たたみかけるように展開していくストーリー。有名な未解決事件をモデルにした、人間ドラマである。