夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『外事警察』(試写会)

2012年05月25日 12時18分10秒 | Weblog
 タブーである存在を取り上げ、好評を博したNHKのドラマ「外事警察」。映画版の今作は、日本と韓国が舞台となっている。
 
 濃縮ウランが朝鮮半島から流出したとの情報を日本の内閣情報調査室が入手。同じころ、国内の研究施設から核の軍事機密が盗まれる。

 核によるテロを想定し、上層部は、住本チームに特命を下す。
 住本は、ソウルで在日二世の科学者、徐昌義の行方を追っていた。そして、徐を日本に連れて帰ることに成功する。

 入館リストから不審人物を洗い出した住本チームは、奥田交易という会社を疑う。社長の奥田正秀は、2年前に日本人女性・果織と結婚していた。そして、住本は正秀を探るため、妻の果織を協力者として働きかける。

 核爆発を阻止することはできるのか、緊迫の中、住本は最後の手段をとる。

 そこで、ラスト。それまでに伏線は張られているけれど、あっと驚かせる

 人には、表の顔と裏の顔があって、必要なときは騙されたフリもする。自分の利益のために。
 登場人物の誰の目線で見るか、で感想は変わるだろう。しかし、誰の立場で見ていいかも悩む。ドキュメンタリーを見ているような錯覚もするので、ちょっと怖い。スパイ天国日本、と言われる。どこまで、日本を守れているんだろう。こんな警察があるなんてねぇ。今、日本が核を題材にした映画を作ってもいいの? など、見る視点は様々。

 公安の魔物と言われる住本には、渡部篤郎。その部下・松沢に今注目の女優、尾野真千子。今回、“協力者”になるのは真木よう子。あとはテレビと同じように、内閣情報調査室情報官・有賀に石橋凌、内閣官房長官・村松に余貴美子など。地味だが、実力派が揃ったキャストでリアル感を引き立てる。
(6月2日、公開)

『ミッシングID』(試写会)

2012年05月23日 09時59分06秒 | Weblog
 ネイサンは、平凡に高校生活を送っていた。ある日、宿題が出され、幼なじみのカレンとチームを組む。そこで偶然見た児童誘拐の被害者リストに、13年前の自分の写真があるのを知る。自分は何者なのか?

 そして、ネイサンの周りで、次々と人が殺されていく。誰が敵か味方かわからない中で、ネイサンの逃亡劇が始まる。


 登場人物、狙われているものの中身…謎が謎のまま。味方は本当に味方なのか、敵は本当に敵なのか。宿題は残されままま、という感じだ。もしかしたら、続編がある? 

 主人公のネイサンには、『トワイライト』シリーズで注目を浴びた新生、テイラー・ロートナー。そしてカレンには、フィル・コリンズの娘のリリー・コリンズ。『スパイダーマン2』のアルフレッド・モリナなど。監督は『ワイルド・スピードX2』のジョン・シングルトン。

 CIAや謎の組織から逃げるネイサン。高校生なのに、闘いのプロを次々と倒す。どんどんなぎ倒す
 
ロケーションやカーチェイス、さすがにアメリカ映画で、緊迫した場面を作るのがうまい。

『宇宙兄弟』

2012年05月20日 19時00分54秒 | Weblog
 幼いころ、月に向かうUFOを目撃した南波六太(ムッタ)と南波日々人(ヒビト)兄弟は、「二人で一緒に宇宙に行こう!」と約束する。

 その19年後、ヒビトは宇宙飛行士となっていた。だが、ムッタは務めていた自動車会社をクビになり、就職活動の日々。そんなとき、ムッタに宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過を知らせる通知が届く。

 ヒビトが乗ったロケットが打ち上げられるのを見ながら、宇宙への夢を思い出し、宇宙飛行士を目指すことにしたムッタ。そして、厳しい選抜試験を受けるムッタは、ヒビトに関して、ある情報を聞かされることになる。


 同名人気漫画の映画化。月面のシーンが、ハリウッド映画に比べるとがっかりする、という意見もあるようだが、それは予算の限られる邦画では、目を瞑るしかないだろう。それに、映像の技術を競う内容の映画ではなく、メインは兄弟愛や人間愛。注目点は、そこである。

 宇宙に憧れる南波兄弟を演じるのは、映画にドラマに大活躍の小栗旬と岡田将生。兄である南波六太と同じ時期に宇宙飛行士候補生となるメンバーは、麻生久美子、濱田岳、新井浩文、井上芳雄、塩見三省がつとめる。兄弟二人の夢を見守る宇宙飛行士選抜試験官には、堤真一。

 小栗旬は、演技力が上昇したのではないだろうか。メリハリのある演技に、けっこうやられる。そして、気がつけば…。物語に引き込まれている。

 主題歌は、コールドプレイの「ウォーターフォール~一粒の涙は滝のごとく」 で、これがピッタリとハマる。

『僕等がいた 後篇』

2012年05月15日 12時56分03秒 | Weblog
 人気漫画を前後篇で映画化。後篇である今回は、北海道から東京へと舞台を移し、高校時代から7年後までを描いている。

 生田斗真、吉高由里子の主役と高岡蒼佑、本仮屋ユイカというキャストに加え、今作より『猿ロック THE MOVIE』の比嘉愛未が参加している。 

 高校2年の冬、矢野は家庭の事情で北海道の釧路から東京へ引っ越し。心が思いあう七美とは、連絡を取り合い、再会を約束していた。

 しかし、矢野は突然、七美と連絡を断ってしまう。

 その数年後、東京の大学に通い、就職活動に明け暮れる七美。そのそばには、竹内がいた。

 いくつかの思いが交錯しあう。矢野が七美の前から姿を消した、その理由とは。

 
前篇を含め大ヒットのこの映画。前篇を観ると、ラストは気になる。生涯、たった一人の愛し続ける、純粋な姿を描く。

 
 ただ、長い。もっとショートカットでも、良かったのでは? 話がくどいというか、冗漫。

見所は、吉高由里子のゆたかな表情だろう。

『鶴瓶噺 2012』(ブリーゼブリーゼにて)

2012年05月10日 10時05分26秒 | Weblog
 笑福亭鶴瓶師匠が、この一年にあったことや、思い出をネタに、おもしろおかしく語り尽くす『鶴瓶噺』。

 今年のメインは、この写真のこと。リーゼント頭の俳優の小沢仁志(左)、サラリーマン・三宅裕司(右)と学生服を着た鶴瓶師匠(めっちゃ見づらいけど、そういうことです)。

 なぜ、このシチュエーションなのか、ということは長くなるのですが、そんな展開だった、ということで