夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『マイ・ベストフレンド』(試写会)

2016年10月26日 11時22分21秒 | Weblog

小学生の頃、アメリカからイギリスのロンドンに引っ越してきたジェス。その頃からミリーとジェスは大の親友。

何でも言い合い、時には悪いことをしたり、親の知らないことさえも知っている。大人になってもずっといろんなことを二人で共有してきた。

 

そんなある日、ミリーがガンに。念願の妊娠をしたジェスだが、そのことを打ち明けられなくなる。

 

生と死。今作は、このテーマを重くなりすぎない範囲で描いてきている。

 

ただ、いつも思うが、欧米は日本とは死生感や家族感が異なるので、日本映画なら違った描き方のものにはなっていたのではと思う。

 

ミリーを演じるのは『シックス・センス』『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット。ジェスを『E.T.』『チャーリーズ・エンジェル』のドリュー・バリモア。監督は『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィック。

この作品で、トニ・コレットとドリュー・バリモアはプラーベートでも親友になったという。

 


『オケ老人!』(試写会)

2016年10月20日 10時59分39秒 | Weblog

ストーリーは、言うまでもなく、想像どおり?オーケストラの老人たちである

いままでも、弱小オーケストラが奇跡を起こす!みたいな話はあったし、既視感はあるっちゃあ、あるわねぇと。しかし、出演してる老人たち、オケならぬ、ボケ…とツッコミも鋭い。そんな面が、この作品の良さで軽く楽しめるところになっている。

主演は杏。クラシックコンサートで演奏に感激し、諦めていたバイオリン奏者になりたいと、ある音楽団体に応募。しかし、それは自分が思っていたのとは違う、別の音楽団体だった!

出演は他に、黒島結菜、坂口健太郎、笹野高史、左とん平、石倉三郎、藤田弓子など。ちょっと、今日的な社会的な部分も笑える感じで描かれていて、伝わればいいのではと思う。


『怒り』

2016年10月12日 08時16分01秒 | Weblog

東京・八王子での殺人事件未解決のあと、犯人が整形にをして逃亡。

その後、千葉、東京、沖縄と三つの場所で、前歴不在の男が現れ、巻き起こる事件を描く。観ているだけで、エネルギーが消耗するぐらい。無駄な説明やシーンはなし。だからこそ引きつける何か。状況でぐいぐい押されていく

人を信じること。そして、自分を信じることは難しい。

 

原作は吉田修の同名小説で、李相日監督が『悪人』に続き再び映画化。

渡辺謙がやるならオールキャストにしてほしいと監督に伝え、それが実現している。

千葉の漁港で働く親子に渡辺謙と宮崎あおい。東京の大手企業に勤めるサラリーマンと同居する男に妻夫木聡と綾野剛。沖縄で引っ越してきたばかりの少女と無人島で暮らす男に、広瀬すずと森山未來。

それぞれが主役で助演でもある。

好き嫌いはあるかもしれないが、宮崎あおいの有り様に目がいく。その人の醜さや純粋さを演じる姿に感服。

広瀬すずは、オーディションを経て得た役柄。あるシーンを、見事に演じきった。一皮は向けたと思うが、これで女優開眼!とかの表現は控えたい。

 

息つく暇がない映画でエネルギーはいるが、観ておきたい映画の1本である


『SCOOP!』

2016年10月03日 10時54分16秒 | Weblog

     写真週刊誌「SCOOP」に所属し、かつては大スクープを連発してきたカメラマン都城静。しかし、現在は謝金を抱えたやさぐれたフリーカメラマンとなっている。そんな中、SCOOPに配属だれてきた新人記者の行川野火をタッグを組むことに。情報屋のチャラ源を使いながらスクープを連発していくが、そこにはある闇もあった。そして、やがて大きな事件に巻き込まれる。

あー、写真週刊誌の全盛期があったなあ、懐かしいなあ・・・と思っていると、原作は原田眞人が監督と脚本を担当した1985年公開の『盗写1/251-0秒OUT OF FOCUS』であった。

今作から昭和感が漂ってくるのは中年カメラマン役が福山雅治であるというだけでなく、昭和の哀愁をわざと描いているからだろう。

写真週刊誌を見たことがある人は、この写真はこう撮っていたのか!と思うところもあるでしょうね。最後は、行川か書いた記事内容を知りたかった・・・なあ。

出演は福山雅治のほかに、新人記者を二階堂ふみ、副編集長に吉田羊、滝藤賢一、チャラ源にリリー・フランキーなど。それと、写真週刊誌といえば!不肖・宮崎さんも出演しているので、お見逃しなく。

若い人と中年層の感想は違いそう。若い人に興味ある題材なのか?

今作の監督は『モテキ』『バクマン!』の大根仁が務めている。

SCOOP! (2016)