夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『交換ウソ日記』

2023年07月17日 21時22分46秒 | Weblog

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酷暑のため涼を求めて映画館へ。最も近い映画館でちょうどいい時間の時に上映している

ものをCMで観る程度で予備知識なしで鑑賞した。

 

高校2年生の黒田希美は、移動教室の机の中に“好きだ!”と書かれた手紙を見つける。送

り主は学校で1番の人気者・瀬戸山潤で、希美は戸惑いながらも返事を瀬戸山の靴箱に入

れる。

その後、希美は瀬戸山の靴箱へ、瀬戸山は希美が所属する放送部のリクエストボックスへ

日記を置くという秘密の交換日記が始まる。

だが、瀬戸山からの返事はすべて、希美の親友・松本江里乃に宛てたものだった。

 

いくら高校生の青春ものといっても、あるあるとするには無理がある設定。そして、放送

部の顧問は何かとほったからかしなのでは?と突っ込みたいところも…。だが、それぐら

いがちょうどいいのかも。きちんと最後には大回収されるので、スッキリした展開となる。

 

少女マンガが原作かと思いきや、櫻いいよの小説が原作。青春の一部を覗く感じで楽しめ

ばいいだろう。

会場はほとんどが若い女性が中心。途中、「ワ~」「キャー」という声が上がるシーンが

あり。上映後はなかなか座席を離れず、感想が話されていた。この鑑賞後のワクワクした

感じは好印象だった。中高年としては、“今の子の制服はおしゃれ”とか“学校がきれい”な

どといにしえの時代と比べながら観ることができる。

 

 

監督は竹村謙太郎。主演は「仮面ライダーゼロワン」の高橋文哉。ヒロインの希美を『う

いらぶ。』の桜田ひより。『ハニーレモンソーダ』『PとJK』の吉川菜美が脚本を務め

た。出演はほかに、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生など。

エンドロールのあとには、その後の二人が描かれているので、最後まで観よう。

 


『東京リベンジャーズ2 決戦』

2023年07月08日 21時30分32秒 | Weblog

4月21日に公開された「血のハロウィン編 前編」から、6月30日に後編が公開されている。

前編を観て“これだけ?“と思った方も多いと思うが、この後編を観て“血のハロウィン編”は

完結する。まさに、終わりがわかる2部作となっている。

命を救えたはずの元カノ・ヒナタ(今田美桜)が凶悪化した東京卍会によって再び殺される。

しかも、今度はタケミチ(北村匠海)の目の前で。

「絶対ぇたすけるから!何度でも何度でも!ヒナが生きて未来に辿り着くまで、絶対ぇ折れ

ねぇから!」

タケミチは仲間との絆を守るために戦い、最悪の結末を止め、ヒナを救うことはできるのか?

 

冒頭は前編からの説明的な場面から。

ほとんどは暴力的シーンなのだが、なぜか観ることができてしまう。当方は原作を知らない

ので純粋に映画のみの鑑賞となっている。この映画の凄さは、まずはよくぞこれだけ揃った

と思うようなキャスト。若手、もはや中堅とも言っていいが実力ある俳優が魅力的な陣容だ。

卍会の総長であるマイキーを演じる吉沢亮はすでに大河ドラマの主役を務めているし、№2

のドラケン・山田裕貴はドラマでも主役を張れる立場。他にも間宮祥太郎、高杉真宙、村上

虹郎、磯村勇斗、杉野遙亮、真栄田郷敦、清水尋也、永山絢斗などが出演している。

公開前に騒ぎがあったが、永山絢斗はうまかったし、映画そのものは公開されて、結末が知

れてよかったと思う。村上虹郎も存在感を示していたし、体調が良くなればまたその活躍は

観たい。

その結末は、「あーーー、そっちの方向か!」だった。彼女を救う方法もそれぞれだ。

監督は青春映画を多く手掛けてきた英勉、脚本は高橋泉。また、個人的に反応する人につい

ては、フジテレビでたくさんのトレンディードラマに携わってきた大多亮。その名前を見つ

けて懐かしさを感じていた。


『大名倒産』

2023年07月02日 19時45分01秒 | Weblog

大名倒産

越後・丹生山藩の鮭役人・間垣作兵衛(小日向文世)の息子・小四郎は父の手がけた商品

を売っていた。そこへ、藩からの使いがやってくる。

そして、自分は<松平>小四郎で家康の血を引く跡継ぎだということを知る。庶民から一

国の殿様へと華麗に転身?!と驚くが、実は藩には借金100億円があった。

先代藩主で今は隠居の一弧斎(佐藤浩市)は藩を救う策として「大名倒産」すなわち「計

画倒産」を持ち掛け、実のところすべての責任を押し付け、小四郎を切腹させようとして

いた。100億円を返済するか、切腹するか二つに一つ。

小四郎は、幼馴染のさよ(杉咲花)や、兄の新次郎(松山ケンイチ)、喜三郎(桜田通)

家臣の平八郎(浅野忠信)らとともに節約に取り組み、次々と策を打ち出していく。

 

出演は他に、小四郎の母を宮崎あおい(ナレーションもつとめる)。新次郎に思いを寄せ

るお初を藤間爽子、幕府の方の役人には勝村政信、石橋蓮司。家臣団には、小手伸也、梶

原善など。キムラ緑子や高田延彦の役回りにも注目されたい。

上映前に、“本当のラストはエンドロールのあとにあります“という表示が出る。

出演者が楽しそうに踊るのを観てから、ゆっくりラストシーンを観るのがお約束だ。←に

もかかわらず、エンドロール中に座席を立つ人がいることの不思議。

時代劇コメディ。参勤交代や断捨離など、現代と合わせて話が進むのでわかりやすい。徹

底的にコメディなので、考えずに観るのがいいだろう。

原作は浅田次郎の同名小説。さよは映画ならではの登場人物である。杉咲花もコメディは

上手く、神木隆之介との相性はいいので安心のキャスト。

監督は、『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』の前田哲。