酷暑のため涼を求めて映画館へ。最も近い映画館でちょうどいい時間の時に上映している
ものをCMで観る程度で予備知識なしで鑑賞した。
高校2年生の黒田希美は、移動教室の机の中に“好きだ!”と書かれた手紙を見つける。送
り主は学校で1番の人気者・瀬戸山潤で、希美は戸惑いながらも返事を瀬戸山の靴箱に入
れる。
その後、希美は瀬戸山の靴箱へ、瀬戸山は希美が所属する放送部のリクエストボックスへ
日記を置くという秘密の交換日記が始まる。
だが、瀬戸山からの返事はすべて、希美の親友・松本江里乃に宛てたものだった。
いくら高校生の青春ものといっても、あるあるとするには無理がある設定。そして、放送
部の顧問は何かとほったからかしなのでは?と突っ込みたいところも…。だが、それぐら
いがちょうどいいのかも。きちんと最後には大回収されるので、スッキリした展開となる。
少女マンガが原作かと思いきや、櫻いいよの小説が原作。青春の一部を覗く感じで楽しめ
ばいいだろう。
会場はほとんどが若い女性が中心。途中、「ワ~」「キャー」という声が上がるシーンが
あり。上映後はなかなか座席を離れず、感想が話されていた。この鑑賞後のワクワクした
感じは好印象だった。中高年としては、“今の子の制服はおしゃれ”とか“学校がきれい”な
どといにしえの時代と比べながら観ることができる。
監督は竹村謙太郎。主演は「仮面ライダーゼロワン」の高橋文哉。ヒロインの希美を『う
いらぶ。』の桜田ひより。『ハニーレモンソーダ』『PとJK』の吉川菜美が脚本を務め
た。出演はほかに、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生など。
エンドロールのあとには、その後の二人が描かれているので、最後まで観よう。