20年前の沖縄。母親が亡くなり希望を失っていた湊(赤楚衛二)は、高校の後
輩・玉城美海(上白石萌歌)と出会い、初めての恋をする。湊は「いつか湊先
輩の作った曲、聴きたいです」という美海の言葉を受けて東京へ。2年後には
美海も上京し、再会。二人は幸せに暮らし始める。「こんな幸せな日々が、365
日ずっと続きますように」そう願っていた二人のはずだったが、ある日、湊は
突然別れを告げて美海の前から去ってしまう。その理由は、美海には知らされ
ないままだ。
失恋の悲しみを抱えたまま美海は沖縄へ帰郷する。そして、二人は別の人生を
歩むことに…。
2024年2月29日の東京。
音楽会社に勤務する湊の元へ、一人の少女が訪れる。戸惑う湊に彼女が渡した
のは、一枚のMD。そこに入っていたのは、15年前に別れた恋人・美海からの
メッセージだった。
あの時伝えられなかったお互いの想いや、果たすことができなかった約束。
今の美海の状況を知った湊は、ある決断をする。
これまで何作か上白石萌歌の映画を観たが、これまでで一番かわいく、美しか
ったと思う→見かけではなく、演技が。子どもの抱き方も上手。美海の幼馴染
で湊の後輩を演じた中島裕翔も懐の深い、いい役。
何度も共演している赤楚衛二と上白石萌歌だが、少しだけ時空を超えて異次元
的?な場面はある→主演二人が出ていたあの電車が脱線するドラマではありま
せん😁
そして、何といっても引っ張られてしまうのが子役。。。とも言えないが。。。の
二人。上白石の娘役を務める稲垣来泉(「ちむどんどん」『そして、バトンは渡さ
れた』)とその幼馴染の齊藤潤(『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける
者』)。さすがに天才的でこの二人のシーンにやられてしまった😭 。
上白石萌歌の両親を国仲涼子(舞台が沖縄だけに)と杉本哲太が務めている。
湊の大学時代からの友人で同じバンドメンバーには玉城ティナ。他に、溝端淳
平、石田ひかりが出演している。
inspiredとしてHYの「366日」、主題歌はHYの「恋をして」となっている。
監督は恋愛もの映画に定評のある新城毅彦。
MDプレーヤーで日常をつないでいくのがこの作品のキモ。この世代を象徴す
るアイテムとして登場している。「恋をして」は、「366日」のアンサーソング
である。