1945年8月30日。連合国軍最高司令官総司令部司令官のダグラス・マッカーサーを中心とするアメリカ軍が日本に上陸。マッカーサーは、日本文化に精通している部下ボナー・フェラーズを同行していた。彼は、わずか10日間で太平洋戦争の真の責任者を探すようフェラーズに厳命する。
そのフェラーズには5年前、日本女性・アヤと暮らしていた過去があった。任務に忠実でありながらも、アヤの消息を知りたいフェラーズは…。
そして、名誉を得て、大統領となるという、マッカーサーの野望は?
この作品は、ノンフィクションの部分を生かしながら、准将フェラーズのラブストーリーはフィクションで構成される。ただそこには、日本人としての潔さが伝わる。清楚でありながら、凛とした強さを持つアヤにフェラーズは惹かれる。
自分を犠牲にしても、人のためになろうとする精神。それが作品として基盤としているところだ。
天皇陛下のお言葉に、日本人なら涙するだろう。
しかし、これは映画。冷静にみると、アメリカ目線でみるか、日本目線でみるか、どっちで描きたいのか微妙な気も…。原題は『EMPEROR』である。
ダグラス・マッカーサーを演じるのは、日本では缶コーヒーのCMでおなじみのトミー・リー・ジョーンズ。フェラーズをマシュー・フォックスが演じている。日本からは西田敏行、夏八木勲、片岡孝太郎などが参加している。
*この試写会は「ありがとう名画試写会」。ラジオ番組「ありがとう浜村淳です」のパーソナリティを務める浜村淳は、映画上映前、フランキー堺や児玉清が演じてきた作品の役柄を当てて、名調子で解説した。
(7月27日公開)
そのフェラーズには5年前、日本女性・アヤと暮らしていた過去があった。任務に忠実でありながらも、アヤの消息を知りたいフェラーズは…。
そして、名誉を得て、大統領となるという、マッカーサーの野望は?
この作品は、ノンフィクションの部分を生かしながら、准将フェラーズのラブストーリーはフィクションで構成される。ただそこには、日本人としての潔さが伝わる。清楚でありながら、凛とした強さを持つアヤにフェラーズは惹かれる。
自分を犠牲にしても、人のためになろうとする精神。それが作品として基盤としているところだ。
天皇陛下のお言葉に、日本人なら涙するだろう。
しかし、これは映画。冷静にみると、アメリカ目線でみるか、日本目線でみるか、どっちで描きたいのか微妙な気も…。原題は『EMPEROR』である。
ダグラス・マッカーサーを演じるのは、日本では缶コーヒーのCMでおなじみのトミー・リー・ジョーンズ。フェラーズをマシュー・フォックスが演じている。日本からは西田敏行、夏八木勲、片岡孝太郎などが参加している。
*この試写会は「ありがとう名画試写会」。ラジオ番組「ありがとう浜村淳です」のパーソナリティを務める浜村淳は、映画上映前、フランキー堺や児玉清が演じてきた作品の役柄を当てて、名調子で解説した。
(7月27日公開)