夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

舞台「国民の映画」

2014年03月15日 09時30分01秒 | Weblog
2011年に上演された舞台の再演。一部キャストが変更された。

ナチス下のドイツ。

映画を利用して世論を操作しようとするナチス幹部たち。

キャスト、脚本家などが集められるが、そこで世界を揺るがす悲惨な改革についても語られる。

映画が自由に観ることができる時代であってほしい、と願う。

出演は、小日向文世、吉田羊、渡辺徹、シルビア・グラブ、段田安則など。

すごいいい作品。登場人物のその後が語られるラストがもう、なんということか

『神様のカルテ2』(試写会)

2014年03月06日 09時07分59秒 | Weblog
2011年に上映された『神様のカルテ』の続編。

24時間365日営業の病院。患者の回転効率を良くし、利益を上げようとする病院に不満はありながらも、一止は懸命に患者と向き合い、最善の医療を心がけてきた。そして、子どもが生まれてくるのを心待ちにしている。そこに、大学で同期だった進藤辰也が赴任してくる。「医学部の良心」と言われた進藤だったが、今はその時とは違う、人が変わったような医師となっていた。

ある日、信頼のおける一止の上司・貫田が過労で倒れる。しかし、貫田は深刻な病気に冒されていた。

去りゆく命とやがて来る命。すべての人が命について、生きることについて考えることとなる。
前作は医療面から離れ、人間関係重視のラストになっていた。しかし、今作は医療の視点が大きくなり、前作よりまとまってブレのない内容になっている。一止を演じる櫻井翔の周りを宮崎あおい、藤原竜也、吹石一恵、柄本明、市毛良枝といった芸達者なキャストが固めている。3組の夫婦の、それぞれの夫婦の形が今作のみどころである。
そして、ここでも池脇千鶴に注目。ナイスな立ち位置なのだ。出演は他に、原田泰造や濱田岳。

監督は『百夜行』『洋菓子店コアンドル』などの深川栄洋。今作も、深川監督独特の映像が郷愁を誘う。原作は夏川草介の同名小説。

(3月21日・祝、公開)

『家路』

2014年03月01日 20時29分08秒 | Weblog
福島の避難区域となる地区で住んでいた家族。その家族が、どのように生きることを選択していくかを描いていく。
出演は、松山ケンイチ、内野聖陽、田中裕子、安藤サクラなど。


いやぁ、この作品いいです!大人なら、この作品の言わんとすることがわかるはず。大作系ではなく、地味ではあるが、いろいろ考えさせられる。わかる。演技人も適役。
娯楽作品を観慣れた人にも観てほしい作品。