『地獄の花園』『殺意の道程』などで、脚本家としての才能も発揮しているお笑い芸人、バカリズムのオリジナル作品。
新田遥(関水渚)は、元カレと別れたあと、友人の紹介で石川彰人(中村倫也)と知り合う。彰人もまた、友人が次々と結婚していき、寂しい日々を送っていたので自分もそろそろ、、、と思っていた時期だった。
付き合って1年が経ち、無事に結婚の運びとなり、彰人はできうる限り彼女に気を使いながら、そして敏腕ウェディングプランナー中越(篠原涼子)に支えられながら結婚式に関するあれこれを進めていく。
迎えた結婚式当日。少しでも安く、と選んだので、あとにも結婚式が詰まっている時間帯。長引くことはできず、時間厳守となる。
ところが、後輩(中尾明慶)が作った新郎新婦のVTR、主賓挨拶の上司・財津(高橋克実)、乾杯の音頭と、次々と個人の思い入れの強さが暴走する。その結果、予定時刻より1時間がおしてしまう。時間延長ができない中、新郎新婦の協力を得て中越は知恵と工夫で時間を取り戻すべく奮闘する。
だが、その裏でさらにドラバタ劇が繰り広げられていた。
春休みの時期は子ども向けの映画が多く、鑑賞作品に悩んでしまう。そのため、映画館に行ってちょうどいい上映時間のものを選んだ。予告編を観ていたときは正直、どうしよ??と思っていたのだが、期待していない分、、、失礼しますが褒めてます、、、こんな展開が待っていたのかと楽しめた。ただ、それを楽しめるかどうかは微妙なところもあるとは思う。
監督は『勝手にふるえてろ』の大九明子。この作品も女性目線が生かされている。
新郎新婦の父親であるには尾美としのりと六角精児。ほかに片桐はいり、皆川猿時などたが、向井理と岩田剛典の登場に注視したい。