夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

美術館「三井記念美術館」

2023年01月27日 09時23分32秒 | Weblog

展示内容       ブレてしまった美術館名 館内のエレベーター  撮影OKの展示物

 

三井本館7階にある美術館。

入口はわかりづらいが、中に入ると高級感あふれるエレベーターが待ち受ける

 

「雪松図屏風」は江戸時代・円山応挙筆の国宝である。この美術館の代表的なコレクション。

これを中心に、吉祥主題、すなわち長寿や子孫繁栄を願ったものとともに、新年らしく、七

福神を初めとする福の神にまつわる三井家ゆかりの品々も展示されている。

 

展示室1 富貴の花

展示室2 瑞鳥のすがた 重要文化財「鸞天目」

展示室3 長寿と多子 

展示室4 長寿と多子  円山応挙、三井高福、三井高興などのもの

展示室5 瑞鳥のすがた 香合や茶わんなど

展示室6 縁起もの香合

展示室7 福神来臨   円山応挙の大黒天などのほか、伝承されてきて重要文化財となっ

            ている「翁」(白色尉)、「三番叟」(黒色尉)、「小尉」(小

            尉)

 

めでたい象徴のためか、鶴をあしらった図柄が多い。大きな掛け軸だけでなく、獅子牡丹蒔

絵硯箱というような小さくて手のかかるものも多く展示されていて、裏に細工が施されてい

るものもあり、左右上下を確認している人が多かった。

文化に関わり、保存していくという考えのお金持ちさんがいたわけですね、と思った。

三井越後屋の成り立ちも入口で説明されたものがある。

2月11日~4月2日までは、「三井家のおひなさま」。3年ぶりの公開となる。三井家の婦

人や娘たちがこよなく愛した、ひな人形、ひな道具。…さぞや、豪華なのでしょうねという

ことで。

 

 

  


「MONE KAMISHIRAISHI 2023 at  BUDOKAN」

2023年01月25日 23時49分03秒 | Weblog

    

(左は昨日のコンサートの案内…寒くて撮影場所も遠くてブレが激しく、次の日に取り直し)

 

上白石萌音の日本武道館での初コンサート。

当方は昨年、コンサートツアーには行けなかったので2年ぶり。

恒例である、本人の会場案内。優しくてわかりやすい語り口が、アナウンスにぴったりだと思う。

そして、この人のコンサートは、語るように歌う上白石萌音本人の一人ミュージカルになってい

と思うのだが、今年は、本当にミュージカルが飛び出した。

 

まずは、「なんでもないや(movie ver.)」からスタート。その後2曲続いたところで、おおよ

そデビューのミニアルバムのとおり進んでいくと本人が明かす。

「ハッピー・エンド」「一縷」と当方が好きなナンバーも歌いテンションアップ。特に、「一縷」

は映画『楽園』の主題歌で(上白石萌音は主題歌のみ担当)、すごくいい歌なので、、、RADの

野田洋次郎作品である、、、もっと知ってほしい思いあり。

 

次にカバーアルバムの「あの歌」からメドレー。とはいえ15分の長さがあるというを経る。←歌

唱していたご本人より上手いやつがあると記しておく。

 

後半は、本人の主戦場である舞台やミュージカルについて知ってほしいということで、舞台作品

やミュージカルナンバーへ。まずは「組曲虐殺」から「奥多摩の低い月」を、出演者三人の女性

として歌い分け。

 

そして、九州・博多座で「エリザベート」のマチネ公演を終えた井上芳雄が登場!!!←忘れて

いたが、今日25日は昨日からの寒波と大雪による影響で交通に影響が出ていた。当方も新幹線

で東京に向かうも約80分遅延で到着している。その事情があるのに武道館にやってきた井上芳

雄である。

上白石萌音と井上芳雄の二人は、ミュージカルでは上白石萌音の相手役(恋人役)が一択で井上

芳雄なのだ。ドラマや映画では他のイケメンと恋人役を演じている上白石萌音だが、舞台ではず

っとぼくだけが相手役でありたいと、かねてより井上芳雄はアピールしている。

そんな仲の良いやりとりの中、「ダディ・ロング・レッグス」「ナイツ・テイル」から一曲づつ

デュエット。初めに、上白石萌音のコンサートは本人による一人ミュージカルだと書いたが、

こで本当にミュージカルが始まってしまう。「ダディ~」の方はチケットがとれなかったので観

ることができなかった者としては得した気分となる。しかも、セリフ入り。

井上芳雄とのリハーサルはなしのままにもかかわらず、息の合ったところを見せていた。

 

その後、本人が去年出演し、読売演劇大賞・優秀女優賞を受賞した「千と千尋の神隠し」から

「いつも何度でも」を。

舞台「千と千尋の神隠し」での千尋役を観劇している当方。歌い出すと目がテンというか、目を

見開き、鳥肌が立つ上手さ!!

しかも、当方からの視点では千尋は萌音…ということもあり。圧巻の歌唱に釘づけとなった。

 

ラストは森山直太朗プロデュースで第100 回高校サッカー応援ソング「懐かしい未来」。

 

アンコールは10年前から久しぶりに歌う「舞妓はレディ」から始まり、「The Voice of 

Hope」「夕陽に溶け出して」の3曲だった。

 

デビュー曲から、カバー曲やら、ミュージカル曲やらで、上白石萌音という人のすべてが

ドドっと詰まった約3時間だった。10年間の変遷がわかる、そういうセットリストでもあ

った。

武道館まで無事に着いて良かった!近年行ったコンサートで、一番ワクワクした。

心に響くコンサート。癒やされるのに、迫力でやられる。予想と想像を超えてきた。底知

れぬ実力の持ち主ではないだろうか。座席は舞台からみて最左翼。本人の正面の姿は見え

、横と肩から背中あたりがほぼ。が、小さい体に宿るものすごいエネルギー。

そして、何より歌が好き!が伝わるものだった。しかし、正面からの演出はやっぱり見て

みたかっ

 

ちなみに、4月に大阪で行われる井上芳雄と上白石萌音のミュージカル「ジェーン・エア」

のチケットが取れている、、、今度はオン・ステージシートという舞台上に設置された座

席。今日はよく見えなかったけど、次回は見えすぎる座席となる。チケットが取れたとき

から、震えている。

 

ちなみに、「ジェーン・エア」は松たか子が前公演では主演していた。そのときは、見逃

している当方である。←ファンクラブの会員だったこともあるのに

 

上白石萌音は、27日(本人の誕生日)からビルボード東京とビルボード大阪でコンサート

が控える…5公演行う。今日とは違う姿の彼女が見られるはずだ。行きたかったが、チケ

ットは橋にも棒にもかからなかった。今日は歌わなかった、期待していた2曲は歌うのか?

“カムカム”絡みのあの曲、、、どうなの??

 

追記  写真を張りつけていて思い出した。上白石萌音本人のたっての希望で、武道館で

歌いたかった曲としてスターダストレビューの「ブラックペッパーのたっぷりきいた私の

作ったオニオンライス」を歌唱した。バラエティ番組で見た方もいると思うが、彼女の両

親がスタレビのファン。小さいころから聴いていたということで、番組でコラボをしてい

た。

爆風スランプは日本武道館を“大きな玉ねぎ”と表現(3枚目の写真を参照)している。その

ことも知っている彼女は、玉ねぎ←→オニオンとして連想。その曲を披露した。

 

※特記事項

2月2日木曜日、讀賣新聞「第30回読売演劇大賞」の記事より。上白石萌音は「ダディ・ロ

ング・レッグス」と「千と千尋の神隠し」の演技により最優秀女優賞を受賞した。新人賞

である杉村春子賞も該当していたが、最優秀を受賞したことにより除外された。そのため、

新人賞は大原櫻子が受賞している。

 

ますます、チケットが取りづらくなりそうだ

 


『嘘八百 なにわ夢の陣』

2023年01月23日 21時31分10秒 | Weblog

嘘八百 なにわ夢の陣

これまで、千利休、古田織部の茶器を巡って2作が製作されたが、今作はその第3弾。

目利きの古美術商・小池則夫(中井貴一)と腕は立つが売れない陶芸家・野田佐輔

(佐々木蔵之介)の骨董コンビの前に、一攫千金のお宝が現れる。

 

古美術商の小池則夫は開催間近の大坂秀吉博のメンバーとなる。そこで、カギとな

るのは太閤秀吉の縁起物「秀吉七品」の中でも、唯一所在不明の光り輝く茶椀<鳳

凰>。この、お宝は幻となっていて、誰もそれがどういうものかわからない。だが、

それをどうしても展示したいとの思惑がある。

そんな中、TAIKOHと名乗るカリスマ波動アーティスト(安田章大)と、彼を支える

謎の美女・山根寧々(中村ゆり)も別の秀吉博を開催しようとしていた。カリスマ

波動アーティストと美女の正体は何なのか。何が目的なのか。

小池は仲間たちを総動員して、騙し合いを仕掛ける。

 

まず、タイトルバックが出るまでの、居酒屋にかけてある色紙に注目していてほしい。

太閤秀吉が詠む<ゆめまぼろし>の意味とは…。

 

大阪の街並みや大阪城などの名所が出てくるので、その場所を知っている人ならどこ

がロケ地になっているか楽しめるかも。中井貴一はコメディが上手だ。佐々木蔵之介

との丁々発止も見どころのひとつ。

ドラマ「全裸監督」の武正晴が監督、脚本はドラマ「失恋めし」の今井雅子とNHK朝

の連続小説「ブギウギ」が控えている足立紳が担当している。

主演は、友近、森川葵、前野朋哉、宇野祥平、塚地武雅など。

 


私的2022年ベスト5映画

2023年01月05日 21時21分51秒 | Weblog

今になってしまったが、2022年に鑑賞した私的ベスト5を挙げたい。順位はつけずに5

本とする。

 

『ラーゲリより愛を込めて』…二宮和也主演。戦争の後を描いた戦争映画。“もはや

  戦後ではない”という言葉が空しく響く。そして、また戦争を起こしたあの国。今

  日にも続いている問題として、若い人にも鑑賞してほしい。命が、どのようにし

  て繋がれてきたのかも含めて。

 

『前科者』…WOWOWのテレビドラマからの引き続きで製作された有村架純が保護司

  を務める作品。映画のゲストは森田剛で、ドラマよりもさらに重厚な作品となった。

  有村架純の新境地ではあるが、“誰かのために”犯人となる森田剛の演技が圧巻。号泣

  し、鼻水が流れても演技を続けるというプロとして流石。

 

『PLAN75』…75歳以上の後期高齢者になると、自分の意志で死を選ぶことができると

  いう法案が成立。その“権利”を選ぶ老婆を倍賞千恵子、その法案の広報担当者を磯村

  勇斗が演じた。あり得る話で身に詰まされたし、その選択がつらく、怖かった。いつ

  かありそうな話かもしれない。

 

『死刑にいたる病』…サイコを演じる阿部サダヲの目が笑っていなくて、それも含めて怖

  かった。しばらく、阿部サダヲの出演作を観るたびに、本当は愛情の欠片もない人なの

  だと思うくらい、その役柄が立っていた。独特の論理に引き込まれてしまう怖さ。

 

『月の満ち欠け』…あなたや私の周りの人は“前世を知る生まれ変わり”かもしれない。主

  演を大泉洋が務めた。何の能力も力もないが、そんなこともあるかもしれないとも思え

  る好きな傾向の映画なので挙げておく。有村架純と目黒蓮の昔パートも興味深かった。

 

●番外『アイ・アム まきもと』…小さな役所のおみおくり係の牧本壮の物語。主演が阿部サ

 ダヲ。この作品がなければ、阿部サダヲのイメージが『死にいたる病』のままだった。個

 人的に救われた1本。また、この作品二つの全く違う人物像を阿部サダヲは演じていると

 いうことになる。主演男優賞を差し上げたい。