テレビドラマの流れの作品が興行収入の上位にくる昨今。2時間の特番でいいんちゃう?という映画も鑑賞しているが、映画らしい映画を中心にあげたいと思う。
① 『舟を編む』…〝まじめ〟な松田龍平の演技に引き込まれた。辞書をつくるという過程に真摯に向き合う。
奇を衒うことなく、ストレートなつくりで秀作。辞書をつくる苦労や大変さを知り、日本語を大切にしたいという思いがわく。
② 『くちづけ』…解散した東京セレソンデラックスの人気舞台作を映画化。宅間孝行の演技も素晴らしく、率直に感動した。障害者と家族など、人間関係の描き方がストレートに感情を揺さぶる。本来、今作をNo.1にしたいが、舞台作なので一枚下げた。劇団の主催者でもあった宅間孝行は、サタケミキオ名義で人気ドラマシリーズ『花より男子』の脚本もつとめていた。この才能の落差が良い。
③ 『渾身』…隠岐の島の伝統相撲を扱った映画。人気役者が出演していたり、派手な作品ではない。ただ、画面から伝わってくるエネルギーがすごく、地方の力強さを感じた。相撲の取り組前に撒く塩の量がハンパない(^-^)迫力。
④ 『そして父になる』…赤ちゃん取り違え問題を扱った、是枝裕和監督の意欲作。親子の定義って何?親子とは?と、問う。
福山雅治が主演した。子どもの目線に寄り添う手法が是枝作品の特徴である。
⑤ 『クラウドアトラス』…トム・ハンクスをはじめ、一人の役者が何役もつとめた壮大なストーリー。過去の人物が現代の人物にどう結びつくか、どんな人生をおくるのかがポイント。輪廻転生、こうして人の命が繋がれてきた
⑥ 『四十九日のレシピ』…NHKでドラマ放送された作品の映画化。永作博美が主人公を演じた。エピソードの一つ一つが後半ジワジワときいてくるが、映画独自のラストシーンには賛否両論あるに違いない。
⑦ 『永遠の0』…ミリオンセラー小説の映画化。海軍一の臆病者と言われた祖父がなぜ特攻を志願し、亡くなったのかの謎を孫が追う。太平洋戦争を、先祖たちはどう生きて、どう死んだのかを知る手だてとして鑑賞したい。宮部久蔵を演じる岡田准一の笑顔にも注目。
⑧ 『ハッシュパピー』…唯一で洋画をリストアップ。沈んでいく島で生活する女の子ハッシュパピーの物語。貧しいながらも、力強く生き抜く姿が印象的。日本ではもはやつくれなくなってしまったテーマ。
⑨ 『奇跡のリンゴ』…無農薬リンゴの栽培に成功した実在する農家がモデル。阿部サダヲが快演。妻役の菅野美穂もピッタリはまっていた。日本人の忍耐力を見せつける物語と言える。実話なので、最後はわかっているのに心地良く観ることができた。
⑩ 『横道世之介』…内容がまとまっていた。懐かしさのある映像も好印象。高良健吾と吉高由里子は『蛇にピアス』とは真逆のキャラクター。高良健吾ファンということもあり、ランクイン。
★番外 『アルゴ』…昨年の公開作だが、鑑賞が今年になった。
あの人質事件の真実がコレだったということに驚き。
全体的には低調な公開作年だったと感じた。
① 『舟を編む』…〝まじめ〟な松田龍平の演技に引き込まれた。辞書をつくるという過程に真摯に向き合う。
奇を衒うことなく、ストレートなつくりで秀作。辞書をつくる苦労や大変さを知り、日本語を大切にしたいという思いがわく。
② 『くちづけ』…解散した東京セレソンデラックスの人気舞台作を映画化。宅間孝行の演技も素晴らしく、率直に感動した。障害者と家族など、人間関係の描き方がストレートに感情を揺さぶる。本来、今作をNo.1にしたいが、舞台作なので一枚下げた。劇団の主催者でもあった宅間孝行は、サタケミキオ名義で人気ドラマシリーズ『花より男子』の脚本もつとめていた。この才能の落差が良い。
③ 『渾身』…隠岐の島の伝統相撲を扱った映画。人気役者が出演していたり、派手な作品ではない。ただ、画面から伝わってくるエネルギーがすごく、地方の力強さを感じた。相撲の取り組前に撒く塩の量がハンパない(^-^)迫力。
④ 『そして父になる』…赤ちゃん取り違え問題を扱った、是枝裕和監督の意欲作。親子の定義って何?親子とは?と、問う。
福山雅治が主演した。子どもの目線に寄り添う手法が是枝作品の特徴である。
⑤ 『クラウドアトラス』…トム・ハンクスをはじめ、一人の役者が何役もつとめた壮大なストーリー。過去の人物が現代の人物にどう結びつくか、どんな人生をおくるのかがポイント。輪廻転生、こうして人の命が繋がれてきた
⑥ 『四十九日のレシピ』…NHKでドラマ放送された作品の映画化。永作博美が主人公を演じた。エピソードの一つ一つが後半ジワジワときいてくるが、映画独自のラストシーンには賛否両論あるに違いない。
⑦ 『永遠の0』…ミリオンセラー小説の映画化。海軍一の臆病者と言われた祖父がなぜ特攻を志願し、亡くなったのかの謎を孫が追う。太平洋戦争を、先祖たちはどう生きて、どう死んだのかを知る手だてとして鑑賞したい。宮部久蔵を演じる岡田准一の笑顔にも注目。
⑧ 『ハッシュパピー』…唯一で洋画をリストアップ。沈んでいく島で生活する女の子ハッシュパピーの物語。貧しいながらも、力強く生き抜く姿が印象的。日本ではもはやつくれなくなってしまったテーマ。
⑨ 『奇跡のリンゴ』…無農薬リンゴの栽培に成功した実在する農家がモデル。阿部サダヲが快演。妻役の菅野美穂もピッタリはまっていた。日本人の忍耐力を見せつける物語と言える。実話なので、最後はわかっているのに心地良く観ることができた。
⑩ 『横道世之介』…内容がまとまっていた。懐かしさのある映像も好印象。高良健吾と吉高由里子は『蛇にピアス』とは真逆のキャラクター。高良健吾ファンということもあり、ランクイン。
★番外 『アルゴ』…昨年の公開作だが、鑑賞が今年になった。
あの人質事件の真実がコレだったということに驚き。
全体的には低調な公開作年だったと感じた。