夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『スマイル、アゲイン』(試写会)

2013年08月09日 08時56分28秒 | Weblog
けがのため、引退を余儀なくされた有名サッカー選手のジョージ。忙し過ぎてほったらかしにしていた妻子とは音信不通だったが、もう一度やり直せたら…と、元妻と息子が住む町にやってきた。スポーツキャスターを狙っているが、仕事はまだない。

ある日、息子が所属するサッカーチームを観戦。それを機にジョージは、周りのマダムたちにチームの監督になるよう依頼される。子どもサッカーの監督の収入なんてたかが知れたもの。だが、ジョージは断わることはできなかった。

仕事を失ってはじめて家族の大切さに気づいたジョージだが、元妻のステイシーに結婚しようと思っている相手がいることを知る。
そして、失敗し、ときに暴走しながらも息子との距離を縮めようと、奔走する

果たして、彼は家族からの信頼を取り戻すことはできるのか?

ジョージを演じるのは『オペラ座の怪人』『エンド・オブ・ホワイトハウス』のジェラルド・バドラー。このジェラルド・バトラーが濃ゆい。この濃さが、人間味が出てていい感じ。元妻・ステイシーには『ステルス』『トータル・リコール』のジェシカ・ビール。この作品では、子どもを大切に思う、普通のアメリカ人の母を演じている。ジョージにサッカー解説の仕事につかせようと力を貸すのは『シカゴ』のキャサリン=ゼタ=ジョーンズ。彼女のこのキャスティングは、キーパーソンではあるがちょっともったいない。ジェラルド・バトラーとキャサリン=ゼタ=ジョーンズだけで、映画がつくれてしまう、贅沢。

監督は『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノが努めている。

大人とは思えないおバカなシーンがあるのは、アメリカ映画のいいところ。肩ひじはらずに、笑って鑑賞できる