夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『ボルグ/マッケンロー氷の男と炎の男』(試写会)

2018年08月28日 15時53分36秒 | Weblog

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テニスブームに沸く1980年。そこにいる主人公は対極的な二人のスタープレイヤーだった。

5度目のタイトル獲得を目指す冷静沈着なボルグと短気で悪童と言われてトラブルメーカーのマッケンロー。頂点に立つ者と追いかける者の孤独と葛藤を味わう絶対王者と強くなってもヒール扱いのマッケンロー。鬼気迫る熱い戦いで興奮する。

1980年。伝説のウィンブルドン決勝戦を完全に再現。この時代を知っている人も知らない人もテニスの試合をみているだけで、当時の感動が伝わるはずだ。主役はシャイア・ラブーフとスベリル・グドナソンでボルグとマッケンローにそっくり。よく再現したなと思う。なぜ、ボルグが冷静沈着で氷の男と呼ばれたか、そのきっかけは何かというところがミソだ。

また、ボルグの子ども時代を演じているのは、ボルグの実の息子のレオである。


『検察側の罪人』

2018年08月28日 10時34分11秒 | Weblog

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東京地方検察庁刑事部に配属された検事の沖野啓一郎(二宮和也)。憧れのエリート検事・最上毅と同じ部署になり、懸命に仕事に取り組んでいた。

あるとき、二人が担当することになった重要参考人の松倉重生はすでに時効になった殺人事件の容疑者であった。その被害者を知っていた最上は松倉を執拗に追及する。だが、沖野はそんな最上に徐々に不信を抱き始める。

正義とは何か?

木村拓哉演じる最上が検事でありながら、自分の思いを遂げるために〝一線を越えてしまう〟場面は木村拓哉渾身の演技。ジャニーズのタレントが出ているだけで毛嫌いする人もいるだろうが、ジャニーズのいちタレントとしての枠を越えた二人の共演は見ておいて損はない。吉高由里子のキャラをもっと生かしても良かった。ぶっとんでいるのか?真面目なのか?

他に、謎のブローカーを演じるのは松重豊。ここはもう、つかみどころがない役で、独壇場である。

ただ、個人的に意味わからない…のところもあり、不完全燃焼に思えるのが残念なところ。

いい作品とは思うが、好き嫌いはある作品であろう。

 

「クローズド・ノート」「犯人に告ぐ」の原作で知られる雫井脩介のミステリー小説を映画化。『突入せよ!「あさま山荘」事件』『関ケ原』の原田眞人が監督を務めた。