テニスブームに沸く1980年。そこにいる主人公は対極的な二人のスタープレイヤーだった。
5度目のタイトル獲得を目指す冷静沈着なボルグと短気で悪童と言われてトラブルメーカーのマッケンロー。頂点に立つ者と追いかける者の孤独と葛藤を味わう絶対王者と強くなってもヒール扱いのマッケンロー。鬼気迫る熱い戦いで興奮する。
1980年。伝説のウィンブルドン決勝戦を完全に再現。この時代を知っている人も知らない人もテニスの試合をみているだけで、当時の感動が伝わるはずだ。主役はシャイア・ラブーフとスベリル・グドナソンでボルグとマッケンローにそっくり。よく再現したなと思う。なぜ、ボルグが冷静沈着で氷の男と呼ばれたか、そのきっかけは何かというところがミソだ。
また、ボルグの子ども時代を演じているのは、ボルグの実の息子のレオである。