夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「ラブソングができるまで」

2007年04月25日 23時57分57秒 | Weblog
 ヒュー・グラントがはじけて、踊る!ポップな音楽に懐かしさも感じる、大人のラブストーリー。 80年代、゛POP゛という5人組のバンドがあった。そのバンドでボーカルをつとめていたアレックスは、過去の栄光から抜け出せないでいる。今は、小さな興行に出ているだけのアレックスにひょんなことから、カリスマ歌姫コーラから新曲を提供してほしいという依頼がやってきた。しかし、何年も曲を作っていないアレックスは気が重い。しかも、作詞の才能がないことをアレックスは自覚していた。そんなとき、彼のアパートの植物に水をやりにきたアルバイト・ソフィーが口ずさんだフレーズにアレックスは飛びつく。彼女は作詞の才能がありそうだ、そう信じ、アレックスはソフィーと曲づくりを始める。
 かつてのポップスターは再び輝くことができるのか?
 この役のヒュー・グラントは、元スターの称号から抜け出せない忘れ去られたポップスター。さえない、イケてない中年男を演じている。腰ふりダンスが得意なだけのスターである。゛植木係゛のドリュー・バリモアと恋に落ちていくのはお決まりのストーリー展開だが、最後にホロリとさせてくれるシーンも用意されている。
 見所はなんと言っても、歌姫コーラのコンサートシーン。゛そんなステージにしてもいいの?゛というものが…。日本でアイドルがこんなステージをすると大変なことになります(?_?)
 

本日もなんばパークスシネマへ

2007年04月20日 23時50分12秒 | Weblog
 4月27日まで、なんばパークスシネマでは゛ワンコイン゛の500円で「砂の器」(デジタルリマスター版)と「明日の記憶」を上映中…時間限定あり。
 「明日の記憶」を鑑賞。堤幸彦監督は、こういう心に響く作品をつくるかと思えば、現在上映中の「大帝の剣」を手がけてもいる。違いを確認してみてもいいかも。
 「明日の記憶」は、記憶がなくなっていく怖さが身にしみて伝わってくる。夫婦愛、親子愛の大切さを実感した作品ではないだろうか。 

「ブラックブック」

2007年04月11日 23時37分45秒 | Weblog
 誰が敵で、誰が味方なのか重層的でスリリングなストーリー。ナチスドイツ支配下のオランダ。この時代、゛こんなことも起こりうる゛と思わざるを得ない。悲しくて、せつない。
 1944年、オランダはナチスドイツの占領下となっている。ユダヤ人歌手のラヘルは、オランダ南部へ逃げる途中、何者かの裏切りにより、両親と弟をナチス兵によって殺される。復讐のために名前をエリスと変え、髪をブロンドに染め、女レジスタンスとなりドイツ諜報部のトップである将校のムンツェに近づく。しかし、ムンツェの人柄に触れ、エリスはムンツェを心から愛するようになる。そして、ムンツェもエリスのことを愛し…。
 誰がユダヤ人の引き渡しリストを作り、仲間を裏切っていたのか。すべての謎を説くブラックブックの真相は…。
 ハリウッド映画を手がけてきたバーホーベン監督が祖国オランダの実話をモデルに手がけた作品。゛今゛ラヘルは、オランダを離れイスラエルで結婚し、暮らす。一見、イスラエルでの生活は幸せに見える、しかし、イスラエルは未だ安息の地ではないのかもしれない。この映画のラストのラストは、意味深だ。 

「ロッキー・ザ・ファイナル」(試写会)

2007年04月09日 21時36分39秒 | Weblog
 『ロッキー』が初めて上映されてから、かれこれ30年。ご存知のとおり、シルベスタ・スタローンはこの作品でハリウッドスターの仲間入りをした。
 幾度かのシリーズを経て(こけたのもあるが)、今なぜまた『ロッキー』なのかと思う人は多いだろう。その答えは、作品の中にある…としておこう。これまでのシリーズを観ていない人でもストーリーに入っていけるくらい単純である。