夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

ミュージカル『フリムンシスターズ』

2020年12月07日 10時46分25秒 | Weblog

長澤まさみ、阿部サダヲ、秋山菜津子などが出演し、松尾スズキが作・演出するミュージカル作品。

松尾スズキは『キレイー神様を待ち合わせた女ー』以来、20年ぶりの新作ミュージカルである。

 

オカマのママ・ノブナガ(皆川猿時)がストーリーテナーとして登場。そこから始まる。

都市開発から取り残された西新宿の一角にある小さなコンビニ。ちひろ(長澤まさみ)は、その店舗の真上にある薄暗い部屋に住み、夕方から朝方まで働く。

廃棄弁当を食べ、コンビニの店長と寝て。YouTubeでお気に入りの古いドラマを何度も繰り返し見ながらやる気なく店番をして過ごす。

そのドラマの主人公みつ子は、ある事情で10年間休業していたが、舞台へ復帰することに。親友でゲイのヒデヨシ(阿部サダヲ)に付き添ってもらい、稽古に参加するも、初日から失敗ばかり。うまくいかず、精神が不安定になる。

そんな時、稽古終わりに立ち寄った西新宿のコンビニでみつ子とヒデヨシはちひろと出会う。この偶然の出会いが、〝フリムンシスターズ〟結成のきっかけとなり、彼らの戦いが始まる。

〝フリムン〟とは沖縄の方言で、〝気がふれる〟〝狂ったような〟という意味。実は、ちひろは〝ユタ〟の血を引き、特殊な能力を持っていた。みつ子とヒデヨシと出会い、ちひろは様々な人を巻き込んで物語は展開していく。

大事なものを取り戻そうと、歌い!踊る!!

そして、〝明日へ〟向かおうというメッセージ。

 

長澤まさみのセリフは沖縄方言まじり。舞台音楽も沖縄音楽を彷彿とさせる。

大人計画のメンバーがさすが。バカバカしくも、おもしろい。阿部サダヲの存在も大きい。

そして、長澤まさみは背が高いので、舞台映えすると感じたし、悪女を演じるのも観てみたい。

 

大阪公演は11/28~12/6までだった。