22年前の過去を描く部分の映像は幻想的。映像の美しさに定評のある大林宣彦監督の真骨頂と言えるだろう。ただ、ストーリーにはもう少しインパクトがあっても…。
川野俊郎はもうすぐ44歳。独身で立派なマンションで暮らす商社マンだ。付き合っている彼女はいるが、結婚までは踏み込めない。あることで病院に行った帰り、マンション近くのコンビニで花鈴(かりん)という少女と出会う。花鈴と話をするうち、22歳の誕生日に別れた恋人・葉子のことを思い出す。
映画の最後に流れる、伊勢正三の「22才の別れ」に22年前のことが走馬灯のように浮かぶ人たちは、多いに違いない。
川野俊郎はもうすぐ44歳。独身で立派なマンションで暮らす商社マンだ。付き合っている彼女はいるが、結婚までは踏み込めない。あることで病院に行った帰り、マンション近くのコンビニで花鈴(かりん)という少女と出会う。花鈴と話をするうち、22歳の誕生日に別れた恋人・葉子のことを思い出す。
映画の最後に流れる、伊勢正三の「22才の別れ」に22年前のことが走馬灯のように浮かぶ人たちは、多いに違いない。