2021年春からの朝ドラヒロインが決まっている清原果耶の初主演映画。
監督・脚本は日本アカデミー賞作品賞を受賞した『新聞記者』や清原自身も出演していた『デイアンドナイト』の藤井直人。
14歳のつばめは、隣に住む大学生・亨に恋心を寄せている、普通の中学生と見えるも、父と血のつながらない母との3人暮らし。もうすぐ、そこに赤ちゃんが生まれてくる。
どこかで、そのことに馴染めず、迷いを持つ。
ある日、書道教室が終わってビルの屋上で気分転換していると、星ばあと出会う。
たくさんの家の屋根を見てきたという星ばあ。
つばめは、星ばあと他愛のない話をしながら、いろいろな体験をしていく。
ファンタジー映画。何気なく語られるセリフや表情、清原果耶が素晴らしくて、若いのに何この落ち着き?と思いつつ、きっちりと青春の役柄に落とし込む。
わかっているのに、不覚にもやられていまう最後。
「あさが来た」でこの少女を見出したNHKさんは、すごいと思う。これからも、幅広い役ができそうで楽しみ。
星ばあを演じるのは桃井かおり。この役はこの人がやるしかない!っていう役どころ。
つばめの実の両親は吉岡秀隆と水野美紀。継母は坂井真紀が演じる。
亨には伊藤健太郎が配された。ここのピュア度も要チェック。