ずっと日照りで、乾燥しきった状態が続いていた関東地方。
ところが、今日は朝からスコールのような雨が降ってくれました。
一気に砂漠のような空気が潤い、空を見ると太陽創りだしたデッカイ虹が空に・・・・・・
ホット胸をなで下ろす僕、なんて素晴らしい日だろうと。
今日は息子夫婦の結婚式、一昨年の冬に入籍、そして本日挙式となりました。同時にこの日孫が一歳の誕生日。
結婚式のあり方については様々なスタイルが有って、どれが良くてどれが悪いか等と言うつもりは
毛頭ありませんが、僕にはポリシーがあって、それは結婚式を挙げるに関し、親は一切の援助協力をしないということ。
これは息子夫婦から新婦のご家族にも伝えられた様で、同じ方法を取る事を選んでいただく事となったわけですが、
これに関しては新郎の父親として感謝の極みです。
すべて自分たちの力で費用を捻出し、プランニング、式の終了にいたるまで行わせ、その事に関して、親を初めとした親類含め誰も
干渉しないということです。
親がお金を出すことはいとも簡単、でもそうなると、美しさ がドンドンと失われていくことになる。
本来、新しい人生の門出は自分たちの力で創り上げるもので、それは同時に2人にとって夫婦となる初めての大仕事でもあるわけです。
そして式をやり遂げていく過程において、皆からもらうお祝いの言葉を胸に愛を誓いつつ、やり遂げたんだという充実感と達成感を
共通の価値観と思い出として、この先の人生を歩んでいくものだからです。
ただ、結婚は2人の結びつきであると同時に、二つの家族の結びつきでもあって、地方や慣習により、本人同士より家同士の結びつきを
優先せねばならないこともありますが、幸いにもそうした呪縛が両家ともない。
故に 息子夫婦と二つの家は、本人達の力により成し遂げる結婚式を優先させたわけです。
僕の場合、結婚式は親の見栄張りの為に有る物では無く、それゆえ自分達(親)の思うとおりにするものでもない という考えかたが強く、
それは2人を差し置いて見栄張り大会の様相を呈してしまうことが有れば、門出はお祝いから、いかにお金を掛けたかという無意味な
競い合いへと変化する。
そうなれば、本来有るべき姿は失われてしまうもの そう考えているんですね。
こうした考え方は、普段の同居生活でも表れているのですが、生活するための援助が必要なときはダイレクトにするものではなく、
常に心を中心としたバックグラウンドで行なっており、増築もそうですが全て同じ考え方に立っています。
そんなわけで、「どんな結婚式になるのだろうか?」 と思っていましたが、二人の共通の趣味と価値観により構成された、
海と花とウインドサーフィンそして南の島というテーマで全て進行し、大変に素晴らしい結婚式でした。