帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

爺ちゃん子

2012年09月20日 | Weblog

 

昨日は、息子夫婦が映画に行くというので、孫を夕方から面倒見る事になった。

こうしたことに孫は慣れっこなので、泣きもしないし、それどころか親以外の家族との接触が増えて遊んでくれるので、終始ご機嫌。

僕のアグラが大好きな孫ですが、いつものように晩酌でお膳の前に座ると、膝の上にチョコンと座る。

そこを中心にして動いたり、色々な物をさわったりして遊ぶのだけど、時々後ろを振り返っては僕の顔を見てニコニコ。

 

なんてことの無い、残り物サラダをつまみに オチョコで飲んでいると、徳利を触ろうするので、

「熱いよ!」と声をかける。

話せる言葉はまだ少ないけど、かなりの言葉を理解している孫は、一度伸ばした手を引っ込めようとするが、得意の好奇心がそーっと手を伸ばさせる。

「そんじゃ!」っと、僕は徳利を持ち、まだ熱い底の熱い部分を 少しだけ孫の腕に付けて「熱いだろ」という、すると触れた部分を手のひらでこするようにする孫。

そして「これは熱いから」と僕がいうと、振り返った孫の顔はニコニコ。 以降は絶対に触ろうとはしない。

 

次の興味対象はサラダボウル。

レタスやキュウリ、トマトを一つ一つ取っては口の中に入れたり出したり。

トマトを食べると、振り返ってニコニコ  皮だけ出してそれを指でつまむと笑い声を出して僕を見る。   

すぐ横で、ちょっかいを娘が出してるせいもある。

 

一通り散らかし遊ぶ?と、孫は例の事を始めた。 

いつも、ママが散らかしたオモチャとかを片付ける姿を見ていることから、自分で散らかした物を片づけようとする事が多く、

それはいいんだけれど、歯で細かく砕いたキュウリや、口に入れたレタスなんかをボウルに戻そうと試みる。  

「 ゲッ!」っと思って、手早くそれらをちり紙に集めてゴミ箱に放り込む僕。  

女性はこうした子供の食べたのを口にするのが平気みたいだけど、僕はじめとしてたいていの男は嫌がるよね、こういったのは (笑) 

 

そのやりとりを、側で見ていた娘が又大爆笑! 

 

そんなことをしている内にお風呂の湯張り完了コール。 娘と家内が二人がかりで入浴させるが。

なにやら楽しそうで・・・・・   でも一緒に入るわけにはいかない だはははは!

 

お風呂が終われば 御飯の時間。

ママがあらかじめ用意しておいてくれた離乳食を中心に食べ始めるが、よく食べること 

  あはは

しばらくすると、”どうしても自分で食べるのだ”と初まり、ところがお風呂から出たばかりの孫がデロデロになるのが嫌な家内と必ず始まる押し問答。   

そのうち孫が怒り出して椅子から立ち上がり、それは良いのだけど、バランス崩して落ちてしまった。

 

こうした場合、抱き起こしたりしないのが家のやり方、目上の人間の言うことを聴かずに自分で立ち上がって起した結果なのだから、自分で立ち上がらねばならない。

将来子供が取る行動の基礎はここから来る、自己責任の概念だ

 

落ちると、瞬間的なぐずりを入れるが、すぐに起き上がった孫は、泣きもせず。 

再び自分の要求を通そうと試みる、こうなるとさすがに家内の方が根負けする。

向いてお皿に置いてあったバナナをを渡すが、 やっと?自分の思いが通った事でひたすら嬉しそうに食べる孫。

そして、その隙をぬって? さじで御飯を口に入れる家内。

本人達は真剣、見ているこっちは笑いが出てくる。

 

「こんな事を、嫁さんは毎日やってるんだよな~」と思うのだけど、ひたすら敬服。

 

夕飯が終わりひとしきり娘や僕らと遊んだ孫は、何となく眠そうになる。

そこで僕がベッドに連れて行って寝かせようとするが、まだだと言わんばかりに泣いて抵抗。 

 

そのあと家内が連れて行って遊んでくれていた様だけど、程なくして現れて寝かしつける為に再び出現。

ところがだ! 例の子供独特の寝る間際に見せる抵抗が今日は酷くて、なかなか寝てくれない、しまいには号泣しはじめ、家内が外散歩で寝かそうと試みるもあえなく撃沈。

その騒ぎの一部始終は僕にも聞こえているけれど、眠いこともあって記憶は途切れ途切れ。

ところが余りにも大きな声で泣き始めたので、こうなるとさすがに寝てはられない。 

そこでベッドから起きてリビングへ行くと、 なんと・・・・、まぶたを泣きはらした孫がそこにいた 「ありゃりゃ・・・・」 

僕を見た途端、両腕を伸ばして抱っこをせがんだので、抱いてあげると、途端に泣き顔が笑顔に変って、ニコニコ。

あれれ?と驚く僕と家内。  家内は微妙に悔しそう(笑)

そのまま僕が「ネンネだよ・・・」 と言うと、孫は頭を胸にもたれ、両腕をお腹の方に回して、丸くなる。 いわゆるお腹の中にいたときの姿勢を取り始めるわけだ。

耳を左胸に押しつけ、心臓の鼓動を聞きながら胎内にいたころに戻る事で、安心するんですね。

 

あれだけ泣いて騒いでたのに、ものの数分も経たないでスヤスヤと寝息を立て始める孫。

そのまま僕が連れていって、横に寝かせるが、一度寝ると全く起きない。

 

そのまま横に僕も寝転がり、頭から背中を撫でるが、この子が自分のDNAを引き継いでいるのだと思うと何とも言えない気持ちになる。 

この子がやがて、自分の孫を授かった時、そして同じような事が有った時はどうするのだろうか? 同じ様にして寝かせるのだろうか?

そんなことを考えていたのだけど、知らない間に、僕も眠りについたようだ・・・・