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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

The Christian Bible or New Testament

2019-01-02 08:41:12 | C

 2019年も何冊か翻訳書を刊行できそうですが、以下の翻訳書が今春に刊行予定です。

 https://yalebooks.yale.edu/book/9780300208832/little-history-religion

 キリスト教を中心に、世界の宗教の歴史と概念が非常にわかりやすくまとまっていますが、翻訳はすさまじく大変でした。現在、鋭意最中チェック中です。

以下の表現がありました。

From the beginning, people argued about him: where he came from, who his parents were, who he thought he was, and what happened to him after his death. They still do. Billions of words have been written about him. The earliest are in the Christian Bible or New Testament, so named to distinguish it from the Jewish Bible or Old Testament. That distinction is a clue to how his first disciples saw him. To them he did not come to start a new religion. He came to fulfil the old religion of the Jews. God had called Abraham and Moses to establish the first covenant or testament. Now he had called Jesus to establish a new covenant and bring it to completion in the messianic age.

 イエスについては当初から議論があった。どこから来たのか、親は誰か、自分が誰だと思っていたのか、死後に彼に何が起こったのか。今でも議論がつづいている。途方もなく多くの言葉を費やして彼について書かれてきた。その嚆矢がキリスト教の聖書、つまり「新約聖書」だ。ユダヤ教の聖書を「旧約聖書」とし、区別するためにそう名付けられた。この区別がイエスの最初の弟子たちが彼をどう見ていたかの手がかりとなる。彼らにとってイエスは新しい宗教の始まりではなかった。彼はユダヤ人の古くからの宗教を全うするために来られたのだ。神はアブラハムとモーセに最初の契約(旧約)を結ぶように命じられた。今回、神はイエスに新たな契約(新約)を結ぶことと、メシアの時代にその契約を完了することを命じられた。

 『旧約聖書』『新約聖書』はもちろん、『聖クルアーン』『モルモン書』などなど、ありとあらゆる宗教関連の文献をチェックしないととても訳せないものでした。

 ただ、現代の世界の政治や社会の社会情勢や文化を理解するうえで、宗教の知識は絶対必要だったので、いい機会を与えてもらったと感謝しております。

 2019/01/02  上杉隼人

 

 

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若い読者のためのアメリカ史

2019-01-02 07:52:19 | お知らせ

発売中です。

若い読者のためのアメリカ史 

ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン (), 上杉 隼人 (翻訳), 下田 明子 (翻訳)

単行本: 464ページ

出版社: すばる舎 (2018/12/22)

言語: 日本語

ISBN-10: 4799107690

ISBN-13: 978-4799107690

発売日: 2018/12/22

【内容紹介】
航海者コロンブスの視点からはじまる
手に汗握る激動の500年
どのようにして今のアメリカ合衆国が形作られてきたのか。
利害がぶつかるなかで、人々は何を求め、いかに行動してきたのか。
本書では、衝突を繰り返し、大陸に広がり、多種多様な人々を抱え、
自由と平等のもとに結合しようと悪戦苦闘してきたアメリカの変遷をたどる。
大陸発見から現代までをその時代の人の目線で描き出し、
ひとつの物語のように繰り広げる躍動感にあふれた歴史書である。

【出版社からのコメント】
誰もが自由であるために、国家はいかに成長するべきか
本書はいかにしてアメリカ合衆国が成り立ったかを記す歴史書である。アメリカの物語は500年におよぶ瞠目すべきものだ。いかにして一国が途方もないほどさまざまな人たちを抱えながらひとつの大陸に広がっていくか、本書に記した。さらにアメリカの人々がいかにして自由と平等の旗印のもとに結合したかも論じた。アメリカのモットーは、国璽にラテン語で記されているE pluribus unum, すなわち「多数から成るひとつ」だ。国家の独立を宣言した創設者たちが強調したのは、アメリカ国民は、事実上すべての人間は、公平に創られ、生命、自由、および幸福追求の権利を保持するということだった。
一見、こうした自由や平等や単一といった考え方はほとんどおとぎ話というか、現実世界から遠くかけ離れているように思える。国内の数十万人もの住民は外から拉致されて奴隷として連れて来られたというのに、どうやって自由を宣言できるというのか? 国内の半分の人間――すなわち女性たちだ――が男性と同等の権利を与えられていないというのに、どうして創設者たちは平等を礼賛できるのか? 真にひとつに結合した国家が、非常に多くのそれぞれさまざまに異なる人たちを受け入れてはたして成り立つのか? 
あまりにたくさんの異なる人たち。あまりに違い過ぎて、自分とはまったく関係ない人たち! ほんとうにそうだろうか? 誰もがみな歴史を生き抜き、書き上げたいと願う。だが忘れてはいけないのは、歴史を読み解いて、書いて、記憶すればするほど、その行いも記憶されつつ歴史を生き抜く可能性もさらに広がるということだ。

【著者について】
著者─ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン(James West Davidson)
歴史学者、作家。イェール大学で、アメリカ史研究により博士号取得。アメリカ史を詳細に調査・分析したうえで魅力的な物語として読ませる手法に定評がある。著書に、Virginia Teacher's Edition, America History of Our Nation(2011), They Say: Ida B. Wells and the Reconstruction of Race(2006), Nation of Nations (1981), Great Heart: The History of a Labrador Adventure(1988), After the Fact: The Art of Historical Detection(Volume 1[1981], Volume 2[1986])など。著作は全米の中学、高校の教科書として、多くの教師、学生に読まれている。

訳者─上杉隼人(うえすぎはやと)
翻訳者、編集者。訳書に『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』『スパイダーマン ホームカミング』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』『スター・ウォーズ フォースの覚醒』『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』(ディズニーストーリーブック)、ダイアン・ディズニー・ミラー+ピート・マーティン『私のパパ ウォルト・ディズニー』、デイビッド・A・ボッサート『ロイ・E・ディズニーの思い出』(講談社)、『スター・ウォーズ』I, II, III, IV, V, VI(講談社文庫)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波現代文庫)ほか多数。

訳者─下田明子(しもだあきこ)
早稲田大学第一文学部卒業(専攻は英米文学)。企業で海外関係の業務に携わったのち、2000年から翻訳業。訳書に『エコ・デザイン・ハンドブック』(共訳、六耀社)、『パスタ』(共訳、クーネマン社)がある。

http://www.subarusya.jp/book/b377937.html

https://www.amazon.co.jp/dp/4799107690

【目次】
1鳥たちはどこへ導いた?/2空間と時のなかにおける大陸/3ひとつから成る多数 /4黄金時代と黄金の時代/5世界が衝突する時/6われはいかにして救われるか?/7天使たちと見知らぬ者たち/8好景気に浮かれる国/9公平と不公平/10啓蒙と覚醒/11願いごとは慎重に/12口論ではすまない/13平等と独立/14より完全な連邦/15ワシントンの懸念 /16自由の帝国 /17大衆の味方/18綿花王国/19焼き尽くされて/20フロンティア /21国境を越えて/22今後の事態/23どう再建するか/24次なるブーム/25襟の色/26二都物語/27 新西部/28幸運か勇気か?/29進歩派 /30衝突/31大衆/32ニューディール/33世界大戦/34超大国/35世界の終わり/36あなたかもしれない、あるいはあなたかもしれない/37雪崩/38保守派の転換/39つながる/40過去はさらに問いかける 訳者あとがき

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