ブラウン管の上のおふたり
ふわーっ!
今日は暖かかった。新大久保で取材。
営業のTちゃんと代理店の子と一緒。
営業の人がいると取材がほんっとにやりにくい!
会社戻ると、ドンちゃんほかとドラクエの話ばっかり。
もうみんなレベル20超えてるのに、私ときたらまだ15。
ドンちゃん「ゼシカのスキルの『おいろけ』ばかり貯めてるヤツもいるけど、
俺はまだゼロだからね」、と威張っていっていた。
ブーがイチゴを買ってきたので、洗って食べた。
とちおとめ、形は不ぞろいだけど甘かった。
うちに帰ると、ビーがお出迎えに来ない。
こりゃなんかあるな、と思ったら煮干祭り開催の跡が!
キッチンに盛大に散らかっていた。
冷蔵庫の上に無造作に置いておいた私が悪いんです、
でも今日は猫缶は抜きよ!
煮干の頭だけちゃかり残してるとこがニクイ。
殿はこうして、カリカリや煮干の袋を探して、
袋を破いて食べるのがお好きなのだ。
人に与えられたものより、
自分で見つけ出したものの方が旨いらしい。
まあ、殿はいいよ太ってないし、一度にそんなに食べないし。
でもビーはやばいのよ~。デブりんこなんだから~。
ダーが今日も遅いので、
一人で晩ご飯。麻婆豆腐、海老と小松菜炒め、ワカメと卵の中華スープ、ご飯。
9時に帰って、それからご飯の支度したり洗濯したりで、
フリーになったのが12時半。
よっしゃ、ドラクエやるぞ! と意気込んでントローラーを握り、
ドニの町からアスカンタ城へ向かう。
するとそれまで寝てたモンチが起きてきた!
「悪いんだけど、ちょっと待ってて。
今日も1日働いてさ、やっとこうしてドラクエやれる時間になったんだからさ…」
「アー!(あちょぼう!)」
「うん、私も遊びたいんだ、まだレベル20いってないの私くらいでさ」
「アー!(あちょぶの!)」
「ハイ…」
羽根付き竿をソファの上で振り回すと、
ノリノリになるモンチ。鼻をフンフン鳴らして羽根を追いかける。
モンチジャーンプ&羽根キャーッチ!
「あ~、つかまっちゃった~! ちゅごいねモモは! じゃ、少しお休みしよっか」
アスカンタ城にたどりつく。
モンチが羽根付き竿をひきずって、私の元まで持ってくる。
「持ってきたの~、えらいねオモちゃん!
でも、ちょっと待ってて、もう少しで辛いチーズができるとこでさ」
羽根を私の前にぽとりと落とし、私を見つめるモンチ。
「うんうん、ちょっとだけ待ってて。後でまた遊ぼうね」
モンチが立ち去り、アスカンタのイベントをこなしていると、
別のオモチャ、鼠棒をくわえて持ってきて、私の足元にぽとり。
「また持ってきたの~!ありがとう~!うれちいよ」
はい、ここまでされたら遊びます、
モンチかわいいから何だってします。
モンチと遊んでるうちに1時が過ぎ。
明日は早いから寝よう、今日はドラクエあきらめます。
で、やっちゃった! セーブしないで切っちゃった。
辛いチーズも、アスカンタもなかったことに…。とほほ。
昨晩、寝ようとしたら殿がきて、
腕枕をするように抱え込んだらすぐにゴロゴロ。
殿のゴロゴロ音は特に大きくて、
3重和音にも4重和音にも聞こえる。
息を吸うときと吐くときの音が違っていて、
クツクツクツクツクツ、プヒュルルルルルル。
この音ですぐに眠りに落ちる。
最近ビデオを買い換えて、
録画が始まる前のスタンバイとき、
ビデオの中でテープが突然カシャカシャ音を立て、
時刻表示が点滅してテープの残量表示に変わる、
殿はこの音が聞こえると、
ビデオの前に行って興味深そうに表示部分を見る。
そっと触れることもある。
殿はファックスも大好きで、
受信が始まるとファックスの前に行き、
紙が出てくるのを興味深く見る。
受信が終わって紙が切られると、
紙にちゃい、と手を出して触り、
何か重要なミッションを終えた後のような晴れがましい顔。
男の子は電化製品が好きなのかな。
もうひとつ、殿が最近好きな遊びはカーテンのぼりで、
1日に一度はこれをやる。
和室または寝室の、綿の少し厚手のカーテンにしがみついて、
腕の筋肉をムキムキさせながらよじのぼり、
木製のカーテンレールカバーの上までたどり着くと、
晴れやかな面持ちで下々の者を眺めわたす。
「ゴンさますてきー!!」と私も賞賛を惜しまない。
和室のカーテンはもっと明るい色に変えたいと常々思っているけど、
殿のカーテンのぼりのことを思うと、新調する気になかなかなれない。
朝方うちに帰ったダーは、寝ないでお風呂にだけ入り、また仕事へ。
寝室に入ると猫たちにラリホーマをかけられるので入らない。
「猫たちが寝てるのを見ると」、ダーはいう。
「仕事しに会社に行くのが何かの間違いに思えてくるよ…」。Yeah man!
今日あたり折り返しで野郎どもが鬱陶しいモードに。
われ鐘までの2週間弱、男ばかりの職場はキツい。
ダーは終電に間に合わずタクで帰る。
晩ご飯は豚バラのスタミナ焼き&サニーレタス、ワカメスープ、鮭。
焼き魚をすると、焼いてる時点、
へたするとパックを開けた時点からビーがそわそわしだす。
テーブルに焼き魚のお皿を持っていくと、
ビーがたったった、とかけて来てちょこんと座り、
「ごめんごめん、待たせちゃった? さ、始めようか」という顔。
平日は私一人で先に食べるから、ビーが横にいるのは嬉しいけど、
鮭は塩分が高いのであげるわけにはいかない。
でも、私はビーに弱くて、水を通して一切れくらいはあげてしまう。
ちょれなあに~?
ねえ!
なにちてるの?
こいつケチだな…
ダーの鮭が気になったビーとモンは、
ふだんは自分から膝になんかめったにのらないのに、
2匹揃って飯を食うダーの膝に乗り、
ビー「え? ビーはいつも膝に乗ってるじゃない、
だって兄さんのこと大好きだもの、だからシャケ頂戴」
という顔でダーの顔を見上げている。
モンはビーが膝に上がったから、
なんとなくマネして上がっただけらしく、
さっさとテレビの上で寝てしまった。
塩分が高いからといって、ダーは一切れもあげなかった。偉い。
殿は上品な猫なので、
人間の食べ物なんぞには全く興味を示さない。
猫のご飯だって、
缶をパカッと開けた時点ですっとんでくるビーやモンとは違って、
目の前にお皿を差し出してはじめてゆっくり食べ始める。
殿は少しずつ口に入れてよく噛んで食べるので、
ほとんど噛まずにがっついては飲み込み速攻で食べ終わるモンやビーが、
殿がゆっくり食んでいるご飯の周りを付け狙うように旋回し始めると、
「好きにするがいい」といった顔で去っていく。
ご飯を食べた後、お茶の間でのんびりしてたら、
ドスン、と流しから飛び降りる音が。
ビーが口の周りをベロベロなめている。
三角コーナーに捨て置いた鮭の皮がない。
まあ、こうなることを予測して、鮭の皮は水で洗って塩分を抜いておいたけど。
焼き魚の日は、ビーは三角コーナーやゴミ箱のチェックを怠らない。
ドラクエは、滝の上のお家に行ったり、
錬金釜でアイテム作ったり、ゼシカのお洋服取りに行ったりして、
3時間くらいやったのに修道院から先には進まず。