日曜は7時前に防災の放送があって目が覚めた。お父さんも早起きで、私が次に起きて朝の仏様参りを一緒にして、お父さんは機嫌が良かった。
お供え五種の用意もした。
お父さんはパンを焼いてベーコンエッグをちゃっちゃと作って食べてたので、次はそれもやろう、と思う。
私とダーは昨日の残りのご飯とおでんで良かった。
お座敷の掃除をしてから、9時にお墓参りに行った。お墓は駐車場から急な坂をのぼったところにあって、お年寄りにはしんどそうだけど、お父さんは歩く後ろ姿を見ていても若々しい。足腰がしっかりして筋肉質で。
前の日、新米を精米してもらうときも、なん十キロもあってダーも持ち上げるのに苦労してた米袋をひょいっと持ち上げていた。
我々のお参りが終わるのをカラスが待っていて、坂を降り始めると同時にお墓に向かっていった。お供えのお菓子を食べるらしい。
家に戻ってから、海に行った。
まわりの緑もコスモスも海も光がこぼれるようで、世界が明るかった。空気も違うし、いいところだ、いつ行っても。
海は最高で、ちょっとウネリが入ってるけど澄んで、潮はそれほど冷たくなかったので、ウエットなしでも入れそうで、
「入りたいけど、時間ないよね」
MこHなダー「ないよ!」
という会話を何度か繰り返した。
Hなちゃんも水に入っていく私を見て、えー入るのー?とはじめはいってたけど、そのうちクロックスのまま少しずつ水に入って気持ち良さそうだった。ワンコは海を背に走って行こうとした。
法事開始30分前に戻ったら、もうKじくん夫妻もきて、来客も始まり、泳ぐの我慢して正解だった。
11時30分にお寺さんが来て、お茶菓子がなくて困った。次回は空港で和菓子買っていこう。お茶もちゃんと淹れよう。お経のあいまに飲んでたから。
Sらくんは引退試合、Hめちゃんは大明行列で法事はお休みだった。
お膳の用意もして、食べて、お客様を送ったりしてるうちに1時半。その時間の玄関前の陽射しの明るさ!
海がすぐそこにある空の明るさ。しかも空気がきれいで濁りがない。
もっとゆっくりしたかったけど、帰りは新幹線4時間半なので、2じには出なきゃならなくて、大急ぎでお膳の片付けを残ってた全員でした。
帰りはKじくん夫婦に新山口の駅まで送ってもらった。Y子さんに、娘(高3)に彼氏ができて、機嫌がよくていい、など話を聞きながら。
新幹線ははじめはうつらうつらしてたけど、全部の駅止まったときの記憶がある。
新神戸あたりからは読書。
コルタサル「キルケ」
婚約者を二人、立て続けに亡くしたデリアのもとに通う主人公。近所の噂を気にせず、デリアを今度こそ幸せにしようとプロポーズするまでは、デリアってなんか変だけど、二人の婚約者の死は偶然じゃないのかな、と思いつつ読んでると突然、終わりちかくで、デリアのおぞましい秘密が明らかに。マジでしゃれにならんおぞましさ。
「天国の扉」
元踊り子の妻を亡くした男が、友達に連れられて行ったカオスのよーなダンスホールで、妻の幻を見る。
本が面白くて、4時間半うまく過ごせた。京都で人が一気に増えた。
新横浜でM子ちゃんと別れ、9時くらいに家についた。
ママがムカゴの炊き込みご飯と白菜漬物、大量のカキフライなど用意してくれていた。
留守中の猫のことは、また後で。