■特急ソニック(博多・大分200km)
公共交通機関とは出発地と目的地を単純に結ぶだけでは無く、貴重な時間をより良く過ごし、移動という日常の非日常を愉しむ手段だったらば、日々はより楽しく過ごす事が出来るでしょう。

特急ソニック、JR九州が誇る特急電車で高性能電車883系電車等を以て運行されているのですが、初めて旅行雑誌にてこの車両の事を知ったのは20年ほど前、この特急が登場した瞬間でした、まだまだ全国的に国鉄485系が幅を利かせる中、凄い車両が来たと思った。

883系電車、優れた形状が優れた性能と快適を期待したくなる車両です。最高速度を130km/hと俊足を活かすと共に九州の峻険な地形を最高速度で踏破するべく振り子式車両構造を採用、これにより曲線通過速度を従来速度制限に30km/hを加えて走行する事が可能で、交流特急形電車として振り子式車両構造採用は初とのこと。

一次車から量産車両は写真の通りエアインテイク等微妙に全面形状が異なります。日立製作所により設計されており、スカイブルーの軽量ステンレス構造の車体は登場直後から話題となり、日立製作所は現在イギリス国内に工場を進出させブリティッシュレール車両近代化を一手に担う事業を展開中ですが、本車の優麗さも一助となったのでしょうか。

ソニック、博多駅から大分駅や佐伯駅まで鹿児島本線と日豊本線を通り運行される特急です。博多と大分は201km、この区間を2時間で駆け抜けます、高性能電車883系電車が導入される以前には、485系が特急にちりん号として2時間40分で運行されていました。

車内は革張りシートにより、近代的なシティホテルのロビーを思わせる風格を醸しだしていまして、ソファーのような座席と独立したヘッドレストに深く身を沈め、大きな窓と高くとられた天井は開放感を感じる設計が到着が惜しい程に気持ちよく移動できたものです。

この特急電車の魅力は座席だけに留まりません、デッキ部分にも配慮がありまして、九州の名産品がオブジェのように配置されると共に木目調と樹脂が巧みに組み合わせられ、電話の着信や洗面の際にも車内は座席以外にも気持ちよく過ごせるように配慮されている、こういう高度な特急電車が基本の九州、羨ましい。

日本全国見渡せば、サンダーバードの金沢に向かう683系のバケット型座席が包み込むようなリラックスする形状や、アーバンライナーの重厚でしかし人間工学に配慮した座席も好きですが、JR九州の車両の革張り座席、普通列車も含め、この質感と様子、なるほどこれら九州らしさ、か。

ブルーリボン賞として鉄道友の会人気投票では首位を飾り受傷した他、ブルネル賞を受賞するほどの人気を誇りまして、更にグッドデザイン賞も受賞しています、博多大分間の所要時間30分短縮し車内も外見もいい、1996年は新しい特急ソニックの一年だったといって過言ではないのかもしれません、少なくとも一部は。

885系電車、当方にとってもこの車両の登場は衝撃でした。2000年に鉄道雑誌の表紙を飾りましたこの車両を観ました際に、日本にこうした車両が入ったというよりも外国の高速鉄道の写真か、と驚きました、非常に大型の車両に見えましたので、狭軌車両限界には収まらないように見えたのですよね。

特急かもめ号としまして、当方がこの885系電車を初めて利用しましたのは博多駅から長崎駅や諫早駅まで利用しましたのが初めての乗車でしたが、実はその利用は1990年代、登場間もないころです。博多まで500系新幹線で移動したのと相まって、新しい特急時代到来を痛感しました。曲線を過ごしやすく配置しました車内には、見た目だけでは無く利用してみる際にも感動を感じる車両と思ったもの。

全て七両編成となっていまして、デッキ部分にはミニテーブルが置かれ多目的区画として短時間のPC作業にも資する配置、長時間の利用を前提とした設備であることがわかるのですが、実はその通り、885系電車は長距離特急として設計されているとの事です、対して883系電車はインターシティ、都市間特急としての設計となっているもよう。

本車両も最高速度130km/hと空気式制御付自然振り子台車を採用した高性能車両で、かもめ号利用時には諫早湾沿岸を沿線の風景が急流に流れるように走破する様子は久々に電車に乗って率直に爽快感を感じたほどです、新幹線は速いですが沿線との距離が大きいですから、ね。
北大路機関:はるな くらま
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
公共交通機関とは出発地と目的地を単純に結ぶだけでは無く、貴重な時間をより良く過ごし、移動という日常の非日常を愉しむ手段だったらば、日々はより楽しく過ごす事が出来るでしょう。

特急ソニック、JR九州が誇る特急電車で高性能電車883系電車等を以て運行されているのですが、初めて旅行雑誌にてこの車両の事を知ったのは20年ほど前、この特急が登場した瞬間でした、まだまだ全国的に国鉄485系が幅を利かせる中、凄い車両が来たと思った。

883系電車、優れた形状が優れた性能と快適を期待したくなる車両です。最高速度を130km/hと俊足を活かすと共に九州の峻険な地形を最高速度で踏破するべく振り子式車両構造を採用、これにより曲線通過速度を従来速度制限に30km/hを加えて走行する事が可能で、交流特急形電車として振り子式車両構造採用は初とのこと。

一次車から量産車両は写真の通りエアインテイク等微妙に全面形状が異なります。日立製作所により設計されており、スカイブルーの軽量ステンレス構造の車体は登場直後から話題となり、日立製作所は現在イギリス国内に工場を進出させブリティッシュレール車両近代化を一手に担う事業を展開中ですが、本車の優麗さも一助となったのでしょうか。

ソニック、博多駅から大分駅や佐伯駅まで鹿児島本線と日豊本線を通り運行される特急です。博多と大分は201km、この区間を2時間で駆け抜けます、高性能電車883系電車が導入される以前には、485系が特急にちりん号として2時間40分で運行されていました。

車内は革張りシートにより、近代的なシティホテルのロビーを思わせる風格を醸しだしていまして、ソファーのような座席と独立したヘッドレストに深く身を沈め、大きな窓と高くとられた天井は開放感を感じる設計が到着が惜しい程に気持ちよく移動できたものです。

この特急電車の魅力は座席だけに留まりません、デッキ部分にも配慮がありまして、九州の名産品がオブジェのように配置されると共に木目調と樹脂が巧みに組み合わせられ、電話の着信や洗面の際にも車内は座席以外にも気持ちよく過ごせるように配慮されている、こういう高度な特急電車が基本の九州、羨ましい。

日本全国見渡せば、サンダーバードの金沢に向かう683系のバケット型座席が包み込むようなリラックスする形状や、アーバンライナーの重厚でしかし人間工学に配慮した座席も好きですが、JR九州の車両の革張り座席、普通列車も含め、この質感と様子、なるほどこれら九州らしさ、か。

ブルーリボン賞として鉄道友の会人気投票では首位を飾り受傷した他、ブルネル賞を受賞するほどの人気を誇りまして、更にグッドデザイン賞も受賞しています、博多大分間の所要時間30分短縮し車内も外見もいい、1996年は新しい特急ソニックの一年だったといって過言ではないのかもしれません、少なくとも一部は。

885系電車、当方にとってもこの車両の登場は衝撃でした。2000年に鉄道雑誌の表紙を飾りましたこの車両を観ました際に、日本にこうした車両が入ったというよりも外国の高速鉄道の写真か、と驚きました、非常に大型の車両に見えましたので、狭軌車両限界には収まらないように見えたのですよね。

特急かもめ号としまして、当方がこの885系電車を初めて利用しましたのは博多駅から長崎駅や諫早駅まで利用しましたのが初めての乗車でしたが、実はその利用は1990年代、登場間もないころです。博多まで500系新幹線で移動したのと相まって、新しい特急時代到来を痛感しました。曲線を過ごしやすく配置しました車内には、見た目だけでは無く利用してみる際にも感動を感じる車両と思ったもの。

全て七両編成となっていまして、デッキ部分にはミニテーブルが置かれ多目的区画として短時間のPC作業にも資する配置、長時間の利用を前提とした設備であることがわかるのですが、実はその通り、885系電車は長距離特急として設計されているとの事です、対して883系電車はインターシティ、都市間特急としての設計となっているもよう。

本車両も最高速度130km/hと空気式制御付自然振り子台車を採用した高性能車両で、かもめ号利用時には諫早湾沿岸を沿線の風景が急流に流れるように走破する様子は久々に電車に乗って率直に爽快感を感じたほどです、新幹線は速いですが沿線との距離が大きいですから、ね。
北大路機関:はるな くらま
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