北大路機関

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【EOS-M3特報】第45回木更津航空祭・木更津駐屯地49周年,CH-47大編隊(2017-09-10)

2017-09-12 23:30:44 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■秋空快晴第45回木更津航空祭
 秋空が広がる先週末は三沢基地航空祭はじめ、木更津に函館や竹松と小郡など、全国で自衛隊行事が活況でした。

 日曜日に東方は木更津駐屯地祭へ行ってまいりました、第45回木更津駐屯地祭は今年二月の駐屯地祭の行事に続き本年二度目となる航空祭です。木更津駐屯地は中央即応集団隷下の第1ヘリコプター団、東部方面航空隊隷下の第4対戦車ヘリコプター隊等が駐屯しています。

 EOS-7DにEF28-300mmISレンズを装着し機動力を以て撮影に活用していますが、今回は速報記事という事で同軸に連装し撮影したEOS-M3に15-45mmレンズを装着し撮影した写真で、最大45mmでは相当画角に無理があるのですが、行事の様子をお伝えしましょう。

 木更津駐屯地は千葉県木更津市にあり、神奈川県横須賀基地とは総武線直通君津行快速により結ばれています。この為、今回は横須賀基地に一寸立ち寄り、その上で千葉市に展開し市内観光と名物のモノレールを堪能し一泊、その上での木更津駐屯地展開となりました。

 二月に行われました木更津駐屯地祭は所用にて展開する事が出来ず、しかし、友人からの情報ではEC-225が要人輸送ヘリコプターとは思えぬほどの機動飛行を披露し、模擬戦の迫力は訓練都合が響いたと思われるものの、物珍しさで中々の迫力であったとのことです。

 三度目となる木更津駐屯地祭、木更津駅からシャトルバスを見ますと長蛇の列、それもそのはず発車時刻が少し後に設定されており、それならばとタクシーを利用する事としました。偶然名古屋の方と一緒になり、加えて同好の志の合計4名で乗合、駐屯地へ展開です。

 快速電車で飛ばして早めの到着となり、しかもタクシー乗合により割勘定で一人あたりはシャトルバスとほぼ同額に収まりまして、意気揚々快晴の駐屯地前で開門を待ちました。早めの展開で手荷物検査も短時間で通過でき、入りました駐屯地面持ちは若干違うところ。

 CH-47にUH-60とAH-1Sが大量に列線を構成するというものが木更津駐屯地の印象ですが、今回は既に飛行展示参加の航空機は滑走路上に並び、離陸前の勇壮な地上の列機を撮影する事は叶いませんでした。そしてこの位置は編隊飛行の向きが気になってしまいます。

 編隊飛行の経路などを班長さんや指揮官さんにさり気なく聞きますと、この編隊の向きが判明しないならば撮影位置を何処に画定するかが大きく変わるのですが、これまでの飛行展示とは、天候次第といわれつつ、逆方向の千葉市方面を館山市方面へ飛行するとのこと。

 首都圏の友人は車両にて展開するとの事で、早めに進出したものの駐車場からの式典会場への手荷物検査がかなりの混雑との事で入場まで時間を要していました。これを見ますと当方選択肢とした鉄道利用は正解でしたが、合流できないと、撮影位置の相談も出来ない。

 UH-60により駐屯地司令が式典会場に入り、部隊整列を行わずに式典へ、部隊は航空機へ整備と搭乗員共々既に展開しているようでした。指揮官訓示と来賓祝辞を拝聴しつつ、撮影位置選定、編隊飛行と訓練展示の撮影には適所からの陣地変換を多用する事としました。

 編隊飛行は規模が2013年に撮影したものよりもかなり縮小されている印象でしたが、LR-2の急患輸送任務途上の墜落事故を受け追悼飛行より航空祭は開始、沈鬱な面持ちと共に、しかし陸上自衛隊航空の将来を期待し、EC-225の機動飛行や訓練展示を撮影してゆきます。

 観閲飛行と併せ驚いたのは観閲行進として整備器材や消防車両の展示が行われた点で、また、実施されないのではないかと考えた訓練展示模擬戦についても実施されました。体験飛行と地上滑走のCH-47編隊が醸す迫力もなかなかのもの、成果と共に帰路につきました。

北大路機関:はるな くらま
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