北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ありがとう!北大路機関創設十五周年記念日,安全保障・防衛研究・歴史文化考え次の十五年へ

2020-07-29 20:00:15 | 北大路機関特別企画
■感謝,1447万4586アクセス!
 十五周年、今日一日はヘリコプター搭載護衛艦の写真とともにこの記念日を祝いたい。

 十五周年。ありがとうございます、この一言に尽きるでしょうか。一日当たりの総閲覧数は6000から9000、この数字には感謝の言葉としましてもう一度云わせていただきます、ありがとう。ヘリコプター搭載護衛艦はるな、舞鶴展示訓練における若狭湾での主砲空包射撃の様子とともにこのWeblog北大路機関創設十五周年特集の写真といたしましょう。

 日本海か太平洋、東シナ海でもいいのですが、思い切り艦船に乗って潮風を感じたい。しかし、艦船よりも感染のほうが気になりますCOVID-19の感染拡大、これにより全国的な行事自粛が行われており、数千名から十数万が集う自衛隊関連行事等は2020年1月の第1空挺団降下訓練始め以降、なかなか実施できず、これは非常に寂しいと思う今日この頃だ。

 Weblog北大路機関は本日、創設から15周年を迎えました。10年一昔といいますが15年となりますと一昔と五年という訳ですから早いものです。北大路機関は大学の安全保障勉強会として創設されましたが、2005年7月29日に大学の懇親会が神戸で行われまして、紹興酒を目一杯頂きまして人生有数の酩酊状態の帰路に阪急十三駅にて創設されました。

 1439万1951総閲覧数、これは7月16日の数字です。28日には1447万4586となりました。読者の皆様にお付き合いいただきまして、なんとかここまで掲載が続いているのは正に感謝というものでして、改めて今後とも末永いお付き合いのほどをお願いいたします。筆不精故に頂きましたコメントは中々お返事できないのは恐縮の極みですが、このあたりでも今後ともよろしくお願いいたします。

 6300系特急。最初に来ましたのが8300系でしたものですからクロスシートでゆっくり帰りたい当方は次を待ち、十三駅の神戸本線から京都本線へ乗り換えのホームのベンチにて東芝dynabookの巨大な本体の電源を立ち上げ、当時画期的な移動回線、しかし、128kbsという今日からみれば非常に低速PHS回線にて創設したのがWeblog北大路機関なのです。

 Weblogという個人メディアは昨今、SNSというより大きな潮流とともにポテンシャルは移ろう時代ではあるのですが、あの十三駅の膝上に置いたPCにて立ち上げた当時新進気鋭の個人メディアであったWeblog北大路機関が、15年先にも稼働しているとは、北大路機関全体でも考えられなかったものでして、そしてこの15年間、いろいろな話題を扱っている。

 自衛隊イラク派遣、北朝鮮初の核実験、自公連立政権総選挙敗北、民主党連立政権、東日本大震災、福島第一原発事故、中国爆撃機西日本沖飛来、中国空母竣工、アメリカトランプ政権、新型コロナウィルスCIVID-19世界的流行禍、いやはや世界はいろいろな事が多すぎた、という15年間でして、2005年当時アメリカは、まだブッシュ政権だったのですね。

 はるな、ひえい、しらね、くらま。2005年当時といえば海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦は第一世代型でありヘリコプター巡洋艦型と区分される艦艇の全盛期時代でした。ひゅうが、いせ、いずも、かが。ヘリコプター搭載護衛艦は第二世代に完全に置き換わり全通飛行甲板型の時代となったわけで、このひとつとっても、15年の長さを感じるところ。

 2005年に運用開始となりましたWeblog北大路機関ですが、この15周年という節目の年は、しかし、新型コロナウィルスCOVID-19感染症感染拡大によりまして、主として紹介して参りました自衛隊行事が全く行われない、という異例の状況となっています。本年紹介できる行事は、第一空挺団降下訓練始め、そして練習艦隊江田島出航くらいでしょうか。

 世界的流行禍、パンデミー。いつ再来してもおかしくはない、こういう気構えと云いますか一つの認識はあったのですけれども、これは2011年の東日本大震災以前にて、阪神大震災の記憶や新潟中越地震を目の前に歴史地震はいつ再来しても不思議ではない、と言いつつ、真剣に当事者として準備できていたかを顧みた際に似ているといえるかもしれません。

 第1空挺団降下訓練始め、ここは凄かった、米軍のC-130J輸送機から自衛隊員が次々と降下し、続いて第82空挺師団、なるほど82空挺のパッチを身につけている好事家は多々見かけますが、ほんものの82空挺の降下には驚かされました、昨年の沖縄第1特殊作戦群の自由降下が空中で一列に舞い降りるのも驚きましたが、いや、空挺団と82空挺の合同とは。

 練習艦隊江田島出航。巨大な護衛艦いせ、近海練習航海参加と聞きまして、江田内に入れるのか、と驚きつつ、実は柱島で合流、という運用、祝賀飛行も記念会食も縮小され、いつもお世話になっている大阪のY様から今年は早そう、という一報がなければ撮影に遅れたかもしれぬ故に感謝とともに明日への出航、一つの歴史といえる情景を撮影できました。

 15周年ということで、様々な撮影と自衛隊新装備の特集などを考えていましたが、2020年元日の時点で既に中国では新型肺炎が武漢の一部で発生している、外電が報じていたことを思い出すところです。実際、そのうち日本にも流入するだろうとは思っていましたが、一月初旬の頃はこの疾病を冗談の話題に出ていたことを今では懐かしく思うほどではある。

 危険だから実施できない、この理屈は分かるのですが、新しい写真を撮影するために全国を日本列島狭しと、逆に日本列島引きこもりと揶揄されつつ、撮影している、そんな習慣が15年間続きますと、会えば会釈し挨拶を交わすという現代風のおつきあいを何年も重ねている方も多くやはり現状、行事がないのは頭で理解できても心で寂しいことは確かです。

 COVID-19,新型肺炎という呼称が報道でみられなくなったのは、肺炎はこの感染症にとり免疫反応過剰により引き起こされるサイトカイン炎症の一例に過ぎず、脳血栓や脳梗塞を引き起こし神経系統へも悪影響を及ぼすという、非常に危険な実態が報道されています。しかし、前述の、一月初旬にはまだ気管支炎の友人を茶化す程度ではあったのが懐かしい。

 東京五輪延期、いや2020年は自衛隊行事にとどまらず様々な祝典が執り行われる予定でした、ブルーインパルスが12機編隊での五輪祝賀飛行も予定していましたし、COVID-19さえなければ、とは思う次第です。しかし上記の通り、これはアジア風邪、あの1959年の新型インフルエンザ、この脅威と少なくとも死者数増加推移では並ぶほど、となりました。

 岐阜基地航空祭と第10師団創設記念守山駐屯地祭、この二つの行事だけはWeblog北大路機関創設以来毎年紹介することができていました、言い換えれば東日本大震災や新型インフルエンザに西日本豪雨災害と熊本地震など2005年以来幾度かあった社会不安や緊急時に際しても中止されず実施することができた、岐阜と守山はそんな行事でもあったのですね。

 守山駐屯地祭と岐阜基地航空祭、このほかに毎年撮影できているものとなりますと練習艦隊近海練習航海でして、江田島での出航を毎年撮影できている訳ではないのですが、近海練習航海の寄港を含めれば、Weblog北大路機関創設以来毎年撮影できているものでして、こちらは幸いにして、2020年もコロナ禍拡大前に出航、撮影することはできました。

 行事写真については、ただ幸い相当な備蓄がありまして、なにしろ写真だけではなく解説を含めれば自衛隊観艦式だけで五万字を添えていますので時間がかかり、要するに速報だけを掲載して詳報はまだ、一部写真を別の記事資料写真として、という行事が多々ありますので、こちらを土曜詳報や日曜特集に7D特報として、紹介してゆくこととなります。

 記事について。いやお恥ずかしい、OCNブログ時代は特に誤字脱字は凄いことになっていました、予約投稿により随分改善しましたが、初期の頃は記事作成が間に合わず毎日更新を維持させるために2300時頃になりますと焦りが大変なことになっていましたし、書き下ろし、言葉は格好良いですが当時は正に校正も出来ず載せるのが精一杯という時代でした。

 1400字と写真9枚。2017年から基本的にこの指針で進めることとなりまして2019年3月からはこの指針がほぼ定着、また、写真と記事の準備態勢が充実して参りましたので、1800字と写真12枚、基本的な記事は、こうして内容を充実させることもできました。日曜特集と土曜詳報、週末の自衛隊行事予定に週半ばの旅情記事、基本的にはこう構成しています。

 15周年の北大路機関。日記カテゴリについては現在、少し別の手法で掲載再開を検討中です。グルメカテゴリにもあてはまりますが、もともと日記カテゴリはOCN時代に設定したものではなく、カテゴリ指定を行わない場合の標準仕様となっており、恥ずかしながら誤操作のもののようです。ただ現在ならば自衛隊関係の記事としまして活用できるようにも。

 日記カテゴリは現在予定していますのは土曜詳報としまして、これまでに撮影しました写真を紹介します。土曜詳報は暫定的な規格として開始したものでした、こう言いますのも自衛隊関連行事が予定通り実施されているならば、土曜詳報と日曜特集は、自衛隊関連行事の速報記事に対しての穴埋め的な意味合いが大きく、ある意味不定期記事なのですね。

 土曜詳報、流石にCOVID-19のような非常事態は想定しておらず、自衛隊行事が行われていない事でその掲載頻度が大きく変わってしまいました。要するに在日米軍や海外艦艇の写真にも限りがある。世界の艦艇、在日米軍、この特集の間隙にあたる速報を紹介しましたが詳報を紹介していませんある分野の写真で興味深いものを厳選して掲載する予定です。

 写真と行事紹介だけならば、次の十年もなんとかなる程度には備蓄があります。もっとも一回で包括して掲載した方が読まれる方には利便性も高いのかもしれませんが、季刊雑誌のようにカテゴリ毎でお楽しみいただければ、幸いです。さて過去の写真たち、せっかく先方も広報としてみせていただいていますので、そのご厚意は大切にしたいものです。

 連載記事は途中で中断したものが幾つかありまして、情勢変化や論点結論の転換を受けたもの、単に再度掲載の時機を逸した為に準備記事として待機しているもの、多忙理由に解説記事が中断したもの等があります。このあたりについても、時機を見つけ最終的には掲載するか、改めて示す事とする予定です。誤字脱字以外も問題は多く、一つ一つ臨みたい。

 十五周年を迎えますと、Weblogという個人メディアが今後どのように展開してゆくのか、多くのSNS個人メディアの中で長文を基本とするWeblogというものは位置づけが変容している事については感じているところです。しかし、短文で情感に資するよりも長文で論説した方が理解が早い分野もあると信じるもので、今後とも北大路機関をよろしくお願いいたします。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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コメント (1)
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