■臨時情報-ウクライナ情勢
ウクライナの首都防空戦は激しいミサイル戦でありミサイル迎撃戦となっています。それはミサイル防衛を突き付けられる日本にとり重要な関心事だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/5c/4a511602bfb1a06c0ee582417c9c1630.jpg)
5月16日、京都市内が葵祭でにぎわう最中にロシア軍はキエフへ大規模なミサイル攻撃を実施したとのこと。ウクライナ国防省の発表によれば撃ちこまれたミサイルは18発で、内6発がキンジャール極超音速ミサイル、虎の子のカリブル巡航ミサイルも9発含まれ、残るものは短距離弾道弾と思われるとのこと。ウクライナ軍は全機撃墜を発表しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/89/1e841508c563820065b23c69bd025cdb.jpg)
キエフへのミサイル攻撃は一時低調でしたが、この数日間で再開され始めており、ロシア軍にミサイル製造とともに一定程度の備蓄が出来た事を示すのかもしれません。心配なのは迎撃に当るペトリオットミサイルのミサイル備蓄です、アメリカに加えドイツでのライセンス生産が開始されましたが、ミサイルの生産供与競争が戦争の趨勢を決めるでしょう。
■ペトリオット損傷
ウクライナ軍のペトリオットミサイルはロシア軍にとり最優先目標となっているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/8f/0e590d48276882726f69190cd1a7896b.jpg)
ペトリオットミサイルが16日の攻撃により損傷した、CNNやAFP通信などが一斉に報じました。CNN報道によればアメリカはペトリオットミサイルの損傷度合いを評価中で、全損には至っていないが、修理をウクライナ国内で防空砲兵部隊の列線整備範疇で可能であるのか、一旦ウクライナ国外に出して大規模な修理が必要であるか、調査中とのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/cd/2b982f17cf45acf2b1de21840287a7c6.jpg)
キンジャール極超音速ミサイルがペトリオットミサイルシステム攻撃に用いられました、キンジャールとペトリオットミサイルの対決は一回戦ではペトリオットが勝利しましたが、二回戦も同様という訳にはいかなかった模様です。キエフ防空にはアメリカが供与した一基とドイツとオランダが共同で供与した一基のペトリオットシステムが当たっています。
■情報保全の戦い
現代の軍隊において情報保全は大変なものでスマートフォン一つとって途轍もなく危険な武器ともなり得ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/ca/3fcc51182cd8978ecf91f54fb42c3782.jpg)
ウクライナ国防省は自国民に対し、キエフ市内におけるミサイル戦の映像をSNSへ掲載する事は利敵行為であると非難しました、ウクライナでは戦闘部隊の概況等の情報を許可なく掲載する事は刑事罰に問われます。具体的には、16日のミサイル迎撃戦の様子が複数のSNSに掲載され、その背景などから防空砲兵部隊の展開場所が推測できるものを含む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/56/dc32fd97de7839459fd91569ceb97c9f.jpg)
報道管制、という表現ではありませんが、1991年湾岸戦争ではイスラエルのテルアビブ市内でCNNなどがイラク軍スカッド攻撃を連日報道し、イラク軍へ目標との誤差を知らせる事となった苦い経験があります。キンジャールミサイルがペトリオットを狙う際、ウクライナ当局はそのペトリオット部隊の位置がどこから暴露したか、警戒しているのでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ウクライナの首都防空戦は激しいミサイル戦でありミサイル迎撃戦となっています。それはミサイル防衛を突き付けられる日本にとり重要な関心事だ。
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5月16日、京都市内が葵祭でにぎわう最中にロシア軍はキエフへ大規模なミサイル攻撃を実施したとのこと。ウクライナ国防省の発表によれば撃ちこまれたミサイルは18発で、内6発がキンジャール極超音速ミサイル、虎の子のカリブル巡航ミサイルも9発含まれ、残るものは短距離弾道弾と思われるとのこと。ウクライナ軍は全機撃墜を発表しました。
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キエフへのミサイル攻撃は一時低調でしたが、この数日間で再開され始めており、ロシア軍にミサイル製造とともに一定程度の備蓄が出来た事を示すのかもしれません。心配なのは迎撃に当るペトリオットミサイルのミサイル備蓄です、アメリカに加えドイツでのライセンス生産が開始されましたが、ミサイルの生産供与競争が戦争の趨勢を決めるでしょう。
■ペトリオット損傷
ウクライナ軍のペトリオットミサイルはロシア軍にとり最優先目標となっているようです。
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ペトリオットミサイルが16日の攻撃により損傷した、CNNやAFP通信などが一斉に報じました。CNN報道によればアメリカはペトリオットミサイルの損傷度合いを評価中で、全損には至っていないが、修理をウクライナ国内で防空砲兵部隊の列線整備範疇で可能であるのか、一旦ウクライナ国外に出して大規模な修理が必要であるか、調査中とのこと。
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キンジャール極超音速ミサイルがペトリオットミサイルシステム攻撃に用いられました、キンジャールとペトリオットミサイルの対決は一回戦ではペトリオットが勝利しましたが、二回戦も同様という訳にはいかなかった模様です。キエフ防空にはアメリカが供与した一基とドイツとオランダが共同で供与した一基のペトリオットシステムが当たっています。
■情報保全の戦い
現代の軍隊において情報保全は大変なものでスマートフォン一つとって途轍もなく危険な武器ともなり得ます。
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ウクライナ国防省は自国民に対し、キエフ市内におけるミサイル戦の映像をSNSへ掲載する事は利敵行為であると非難しました、ウクライナでは戦闘部隊の概況等の情報を許可なく掲載する事は刑事罰に問われます。具体的には、16日のミサイル迎撃戦の様子が複数のSNSに掲載され、その背景などから防空砲兵部隊の展開場所が推測できるものを含む。
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報道管制、という表現ではありませんが、1991年湾岸戦争ではイスラエルのテルアビブ市内でCNNなどがイラク軍スカッド攻撃を連日報道し、イラク軍へ目標との誤差を知らせる事となった苦い経験があります。キンジャールミサイルがペトリオットを狙う際、ウクライナ当局はそのペトリオット部隊の位置がどこから暴露したか、警戒しているのでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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