生まれて間もない時期が、その人の基本的信頼感の形成に重要な時期とするエリクソンの理論がある。ただ、この時期でうまくいかなくても、後の人生の中でばんかいできるとのことである。神谷美恵子氏の著書「こころの旅」(日本評論者社)25Pには、ウィリアム・ジェムスの「宗教的経験の諸相」とエリクソンの理論をあげ、・・・乳幼時期に右の「基本的信頼感」を身につけることができなかった人は「二回生まれ」の人種になるという。「二回生まれ」の人とは一回出生しただけではこの世の生活にしっくりせず、もう一度精神的に生まれなおさなくてはならないひとであって、宗教とはこうした人たちの必要にこたえるのではないか、とエリクソンは考える・・と記している。
この話を読んで、私は、これは真理をついているのではないかと思った。また、こうしたチャンスを与えるこの世の神秘に深く感謝をする。
この話を読んで、私は、これは真理をついているのではないかと思った。また、こうしたチャンスを与えるこの世の神秘に深く感謝をする。