イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

基本的信頼感

2006-02-18 | 2006年度(1/13まで)
 生まれて間もない時期が、その人の基本的信頼感の形成に重要な時期とするエリクソンの理論がある。ただ、この時期でうまくいかなくても、後の人生の中でばんかいできるとのことである。神谷美恵子氏の著書「こころの旅」(日本評論者社)25Pには、ウィリアム・ジェムスの「宗教的経験の諸相」とエリクソンの理論をあげ、・・・乳幼時期に右の「基本的信頼感」を身につけることができなかった人は「二回生まれ」の人種になるという。「二回生まれ」の人とは一回出生しただけではこの世の生活にしっくりせず、もう一度精神的に生まれなおさなくてはならないひとであって、宗教とはこうした人たちの必要にこたえるのではないか、とエリクソンは考える・・と記している。

 この話を読んで、私は、これは真理をついているのではないかと思った。また、こうしたチャンスを与えるこの世の神秘に深く感謝をする。

貯蓄と投資

2006-02-18 | 2006年度(1/13まで)
 私は外資系の企業に28年以上勤めた経験がある。外資系企業に勤めるメリットとしては、為替等に日常的に関わることがある。この結果、お金が基本的に相対的なものであるという価値観が身についてしまった。これは、お金を単に貯蓄すればよいというお金への信頼感を失ったということでもある。そして、小額であるが貯金はポートフォリオで海外を含め、株、投資信託、債券等に投資することになる。これはこの世の中に、しっかりと生き残る方法でもあるが、結構いろいろなストレスを招く。

 損をしないか、得をしたい、生活費を補いたいなど。損得の感情は、自我の確立と同様に中学生のころから身についたように思う。しかし、この感情は様々な、雑念をもたらし、自分が嫌な方向にあると気づくことも時々あるようになる。

 外資系企業を辞めて、新しいことをはじめるようになってからは、なるべく、毎日貯蓄や投資を考えて過ごしたくないと思った。お金より、大事なことはいくらでもあるように思う。