2月24日、小雨の中熱海のMOA美術館に立ち寄る。レンブラントの自画像、野々村仁清作の色絵藤花文茶壷などすばらしい展示であったが、やはり、尾形光琳の紅白梅図屏風が圧巻であった。
屏風の中央の川は、黒地に金色の曲線で描かれたすばらしい水流を感じさせる絵で、抽象的ではあるが、本当にリアルであった。川・水は不思議である。死と再生、光と闇こうしたテーマを自然に感じさせる。紅梅、白梅の木も不思議である。ただ、在る中で安定している。美術館のご配慮で、屏風の前に、ゆっくり座れる椅子が用意されており、そこでしばらく見入っていた。
中学生のころの、美術の時間で、尾形光琳のこの屏風について学んだが、装飾性を強調されており、実物をみたいという気にはならなかった。しかし、実際にこのように見てみると、高い精神性を持つ芸術であることが理解できる。
屏風の中央の川は、黒地に金色の曲線で描かれたすばらしい水流を感じさせる絵で、抽象的ではあるが、本当にリアルであった。川・水は不思議である。死と再生、光と闇こうしたテーマを自然に感じさせる。紅梅、白梅の木も不思議である。ただ、在る中で安定している。美術館のご配慮で、屏風の前に、ゆっくり座れる椅子が用意されており、そこでしばらく見入っていた。
中学生のころの、美術の時間で、尾形光琳のこの屏風について学んだが、装飾性を強調されており、実物をみたいという気にはならなかった。しかし、実際にこのように見てみると、高い精神性を持つ芸術であることが理解できる。