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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

世話をする人、サービスをする人 (囚われからの解放 4/10)

2017-05-06 | 第四章「愛とゆるし」

 明日、縄文遺跡探索ツアーを計画しているので、準備で下見をしたが、帰り道に祠やお地蔵様に挨拶した。どなたがお地蔵様のお世話をしているのかといつも思うが、何かほっとする。こうした祠やお地蔵様は、その時代に合わせていろいろ変わってきたと思うが、恐らくこの由木周辺は旧石器時代から延々と祈りの文化が伝わっているのだと思う。

 さて、以前から欲しかったイヴァン・イリイチの「コンヴィヴィアリティのための道具」(ちくま学芸文庫)を昨日入手した。コンヴィヴィアリティというのは自立共生的という造語のようだが、生き甲斐の心理学で学んだエリック・バーンのYou are OK. I am OK.(自他肯定的)という概念に似ていて、こころが動く。この中で、サービスと世話の違いをいろいろ考えた。

 学校も医療も、かつてないほどサービス化していると言われる。全ては数値目標化され目標管理したりする。社会も製造業からサービス業の時代になったともいわれる。そして、昔と違う乾燥した感じの世の中になってしまった思うのは私だけなのだろうか。

 世話というのは、私は自立共生的そのものだと思うし、自他肯定的だとも思う。一方サービスは雰囲気としては世話に近いが、自立共生的が本質かと言われると、そうでもなく今の世の商品だと思う。勿論、サービスを提供している中で世話をしている人も当然いらっしゃるが、世話を意識しないでサービスを提供している方もいると思う。

 ところで、囚われからの解放ということだが、これは自立共生的や自他肯定的と深いところでつながるように思う。 

囚われからの解放 4/10

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