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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

秘密の場所で充電する!(囚われからの解放 7/10)

2017-05-11 | 第七章「光と復活体」

 心理学を勉強すると防衛機制という言葉にぶつかる。抑圧とかフロイトによると14の種類があるというが、一般的にネガティブなこころの仕組みと理解されるようである(私も当初そうであった)。しかし、この仕組みはこころの健康を得るのにもとても役立つ。逃避という防衛機制もそうだ。

 7歳の時に両親に連れられて約一年アラスカに滞在したことがある。その時、私は小学校への通学路からちょっと外れたところ、あるいは家の裏の大木、あるいは公園の某所に秘密の場所を見つけ何となく一人で物思いにふけったり、海岸で見つけた摩耗して不思議な光を放つガラス玉を秘かに眺めいったりした。

 その<逃避>は今に至っても継続していて、近くにも縄文遺跡の近くの公園など、いくつかの秘密の場所があり、そこで妄想?をたのしんでいる。その他、あれも私の秘密の場所かなと思うところはいくつか挙げられる。

 話は変わるが、日本の古代に活躍した持統天皇のことを今日は朝から考えていた。持統天皇は天智天皇の娘であり、夫の天武天皇の陰に隠れがちだが、第一級の政治家でもあり、その影響は今にまで及ぶ大人物である。その持統天皇は、不思議なことにことあるたびに吉野に行幸をしたのは有名で、何故行ったのかは歴史の謎とされている。

 さて、今日は中東洋行氏の説(古代史再検討 持統天皇とは何か 2016年 別冊宝島 瀧音能之監修 68P~71P)を読み共感した。30回以上行幸したのは、奈良平野から約半日で行ける異文化(縄文早期からの日本の原型的文化)の地を大切にしたということだ。宮滝周辺(斉明天皇が作ったとされる宮)からは青峰ケ峯が吉野川流域では珍しく見えるという。写真で宮滝からの眺望をみると多摩のストーンサークルから見える丹沢の蛭ケ岳と同じような山容である。縄文時代から聖地につきものの三角形というか独特の形状(蛇がとぐろを巻いている姿という説もある)。行幸にはいろいろな要因があったと思うが、持統天皇の<秘密の場所>であり、建設的な<逃避>の場所であったのではないか。そこで何かアイデンティティを統合再生し、元気になって戻る。

 皆さまも、<秘密の場所>を意識され充電されたらどうでしょう。

囚われからの解放 7/10

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森 裕行


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