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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

生まれた頃の時代と生涯の夢 (時代 10/10)

2017-07-25 | 第三章「無意識の世界」

 私自身のことも含め、生まれた時代のことを考えてきたが、今回の旅行で唸ったのは、難波京跡を見学した時だった。

 持統天皇は645年に誕生したと言われる。乙巳の変で蘇我宗家が暗殺されて孝徳帝が誕生する、大化の改新と言われる年だ。そして、孝徳帝の初仕事といえるだろうか、今の大阪城の近くに難波京が建設される。そして、ほぼ完成したのが持統天皇が6歳のころである。

 今回、大阪歴史博物館に寄ったのは、その難波京(実際は孝徳天皇が作った前期難波京と、聖武天皇が作った後期難波京がある)を実感したかったからだ。そして、ボランティアさんの案内で地下の遺跡の見学まで楽しみ、広大な遺跡の全容をある程度理解できた。

 

 ここで驚いたのは、その難波京の規模であり、また持統天皇が作った藤原京と同じように朝庭、朝集殿などが実に立派で、如何にも律令国家というイメージがあったことだ。

 当時は、今と同じように外交関係が緊張しており、そうした時代に持統天皇は新羅系の部族の乳母に育てらる(住処も河内)。少なくとも皇族であったので、最新の難波京を見たり感じたりしたと思うし、時には難波津で外国へ向かう船などを眺めたかもしれない。その幼少期を想像することは楽しい。

 ひょっとすると、難波京のような都を作る天皇になることを夢見たかもしれない(当時の持統天皇は、血統は良いかもしれないが女性であり、天皇になれる可能性は少なかった)。もちろん、斉明天皇や推古天皇といった女帝がすでに存在していたので、間接的に自分の可能性を夢見たかもしれない。

 人の原点、そして時代を考えると、何かが見えて来るように思う。U先生の生き甲斐の心理学では、個々の成育史を大事にするが、時代という観点も大事にしている。そして、心理分析で木を見て森を見なくなることなく、大事な要素として時代を見ることを学ぶ。自分の謎を考える時、時代を考えてみることはとても大事だと実感した。

時代 10/10

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