紫陽花は日本の在来種でもあり、万葉集などにも歌われている。もちろん縄文時代にも咲いていただろう。海辺の貝塚の近くにはガクアジサイが咲き、当時の祖先達を慰めてくれたかもしれない。紫陽花は梅雨の季節から夏に咲くが、雨の季節の印象が強い。匂いのある紫陽花もあるというが、紫陽花は一般に匂いがなく、綺麗な色で眼を楽しませる中で、無意識に雨の匂いを嗅いでいるので、雨の印象が強いのかもしれない。
さて、生育史は心理学の話題の中心ではあるが、過去のことに囚われすぎるのはどうかとも思う。その中で私自身も役にたった生育史を余り意識しなくても元気になっていく方法がある。それは3Vの法則である。ポイントは小さな夢でも良いから、自分の希望というか方向性を見つけて、それを育て花開かせることだ。
高校時代のことを思い出したが、当時は高校紛争も受験もあり、青春時代の劣等感や罪悪感、疑惑感、自己混乱感などに苛まされる時期でもあった。そんな中、仲の良い同級生5,6名と伊豆旅行に行ったのは恐らく、この3Vの法則の好例なのだと思う。そして、この伊豆旅行の思い出は高齢者となった今でも、仲間が集まると話題になる。
まずはVisualize(思い描く)。私の父が良く伊豆半島方面に仕事で行っていたこともあり、小学校のころから家族旅行はいつも伊豆半島であった。そして、素晴らしい海岸の景色や美味しい地元の魚料理・・・それが五感・体感でイメージできたので、伊豆に楽しい仲間と旅をする楽しいイメージを描くことができた。この強烈なイメージがまずは原動力になる。大人になって企画や計画をする立場になると、感情や五感・体感を忘れて、機械的にことを始めようとすることがあった。しかし、気が乗らない(Visualizeがうまくされないと)試みは、はじめから頓挫するようなもので、実施まで行ってもこころに残るものは少ない。
次に、計画(Verbalize 言語化)である。具体的に旅行のための交通機関や宿(民宿)の選択や、日程の計画を仲間とわいわいしながらつめて電話したりする。ここで、私は若気の至りで無謀な旅行計画を作ってしまったようだった。地図上で距離を単純に計算しての行程だったので、山道の配慮がなく後から苦労することになった。それでも、ひとまず実施に向けてイメージを計画(Verbalize 言語化)するのは大事なことで、これがなければ動かない。
最後に、実施(Vitalize 活性化する)だ。何でも実施段階になると、問題が発生するものだ。この伊豆旅行でも行程を甘く見て、徒歩で次の宿泊所に向かって夕方には到着するはずが、夜のとばりが降りる頃になっても林道を歩き続けていた。運良く、地元の人がトラックで帰る時に見つけてひろっていただけ、宿に到着することができたのは幸運であった。
この3Vの法則は意識してみると、何でも応用ができる。また、大きな夢でなくても小さな夢で充分と考えたほうが良いかもしれない。例えば、拙い縄文小説でも、NPOの関係からブログを書き始めたのが13年とちょっと前だ。その時は小説を書くことなど全く考えていなかったが、楽しくやっている内に夢が膨らんできたのだ。
逆に3Vの法則で進めてもうまく行かないこともある。私の場合はグループリビングだったが、後から考えると自分が生まれ落ちてからの傾向や渇望と、少し違っていたこともあったと思う。内容によるが3年くらい頑張ってもうまく行かない時は、見直す勇気も必要だと思う。それから、思い付いたら、直ぐ電話するなどの小まめさが意外と重要な気もする。
新鮮な生育史 8/10
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森 裕行 | |
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