イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

序破急

2006-09-02 | 2006年度(1/13まで)

 世阿弥は、約600年前に活躍した能の始祖だが、優れた思想家でもある。今、阿部仲麻呂神父の「信仰の美学」を読んでいるが、世阿弥の素晴らしさを実感して読んでいる。

 序破急とそれに対応する稽古論を世阿弥は書いているが、エリクソンの人格形成論先立つこと600年前である。  人生は「三つ子の魂百までも」の序から始まり、破の青春時代以降を向かえ、急の老年時代を送る。それぞれ深い意味がある。  

 蝉は長い間幼虫として地下で暮らし、そして、成虫に脱皮し、直ぐに死ぬ。蝉の脱皮を昔見たことがあるが、脱皮後は透き通るような緑がかった色をして神秘的である。青春時代は人生を大きく変えるが、その意味をもう一度熟考してみたい



1 コメント

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感謝 (阿部 仲麻呂)
2006-09-26 03:27:49
拙著についての感想などを御書きくださり 感謝しております。



中沢新一先生の『精霊の王』、『アースダイバー』、『芸術人類学』も興味深い著作群です。



さて、世阿弥は日本という雰囲気のなかで究められていく美の可能性を見事に結晶化させた努力の人だと思います。



そして、世阿弥の能作品も能藝論も世界に通用する貴重な成果だと言えると思います。



私事ですが、日本に生まれて ほんとうによかった、と常に感謝のうちに実感しています。
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