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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

争いを乗り越え曲線を描いていく世界・・今も縄文時代も(1/10 らせん状に幸福へ)

2022-02-09 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

写真は恩方の山々、縄文時代の聖地である八王子市の小田野遺跡周辺からの景色である。この近くに市民センターがあり、そのうちそこでこの美しい山なみを見ながら勉強会でもやってみたいと思っている。

さて、今回のコロナ禍だけではないが、変化の時代には多くの対立、時には戦争まで起きる。戦いはそれなりに正義があり、現代では残念ながら多くの血が流されたりする。ところで、日本書記の推古天皇の章には有名な憲法十七条がある。この中で何故第一条に仏教などではなく和の思想が入っているかについて、小説家の井沢元彦氏は「逆説の日本史」の中で触れられていたが、私は和の思想が日本の非常に古い例えば縄文時代からの文化が引き継がれているのではないかと想像している。縄文人の残した思想書はあるわけはないが、土器その他の遺物などからの状況証拠で、すくなくとも縄文時代は他の時代とくらべ直線より曲線を愛したように思える。時には対称性よりアンバランスを愛することも。最近、石棒に興味を持っているが石棒ですら微妙な曲線で作ろうとする拘りを感じてしまう。曲線は単純な一つの力による軌跡ではなく、複数の力の合成による。生命体は理想・光に向かって直線に向かえない事情がある。朝顔やサボテンの弦のように光に向かう傾向はあるにせよ螺旋状を描いて向かわざるを得ない事情。

人間の世界も同じなのではないか。例えば倫理道徳などの理想があっても、集団では理想に直線を描いて向かえない事情がある。それは一人一人の生育史があるからだ。所詮一人ひとりの事情・生育史は違うので一つの理想にはいっぺんに結集できないものである。



U先生の生き甲斐の心理学では自問自答や傾聴の勉強の中で受容ということを学ぶ。これは世界的にも有名な概念が含まれている。あることについて賛同はできないけど、その方の生育史や事情を深く理解することで、その方に慈愛とか愛を感じるというのだろうか。そして、例えば対立する二人の間で、お互いに受容する中で進むべき方向が見えてくる。縄文の祖先にはひょっとしたら簡単にできたかもしれないが、私にはなかなかできない世界だ。

1/10 らせん状に幸福へ

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