イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

インターネット情報の凄さを想う!(メメントモリ 5/10)

2011-02-24 | 第七章「光と復活体」

 急に緊迫してきた、エジプトを発端とする中東情勢の発端はSNSのFacebookなしでは語れないという。新しい情報は新聞やテレビから入手する時代は去り、Facwbookやツイーターなどのインターネットから入手する時代に急速に変わっていくようである。

 電車の中で、10年前は新聞を読んでいる人を多く見かけたが、今は携帯かスマートフォーンという時代だ。新聞の織り込みも、新聞の購読者が減り、広報も新聞折り込みをやめるところもでてきている。

 しかし、この4-5年のインターネット関係の発展は凄い。自分の生活の中にも、ミクシー、ツイター、などが浸透し、生活スタイルも変わっていった。仕事関係でも5-6年前にホームページを立ち上げた時は、ホームページ作成ツールを高いお金で購入し、時間を掛けてコツコツ作ったものである。

 それが、改めてリニューアルをしようとしたら、プロバイダーの提供するサービスは、ほぼ同じ価格で1000倍とかである。しかもホームページ構築ツールはスマートなMTやWordPressで無料でできてしまうのだ。

 情報の低廉化は進む。幼いころ街の映画館で高いお金と劣悪な環境で観た映画も、簡単に快適に観ることが出来る。高いお金で調査したことも、インターネットの検索エンジンで無料で見つかる。高いお金と昼夜逆転での国際電話も、スカイプなどで簡単に経済的にできる。

 こうした時代。情報そのものもあるが、その解釈について、本物が求められていくように思う。日本だけでまかり通るような偏った解釈はだんだんすたれていくように思う。たとえ、それが社会的に影響力のあるマスコミでも。

 例えば国際情勢や文化の比較などの解説を聴いて思うのだが、U先生の生き甲斐の心理学の基礎となっている、比較文化学の知識(英国流の)はもっと日本の中で認められるべきではないかと思う。

 神仏を信じて見える世界(世界の様々な宗教)は、神仏を信じない人が見る世界と違う。国際的な文化や宗教を語る時に、その視点を勉強していなければ(人間の持つ強烈な精神力動の一つ)、本質的な解釈が出来ないと思う。

 私は、30年近くコンピュータ業界で働き、その中で働いた多くの人を知っている(亡くなった方も含め)。今は違う世界で働いているとはいえ、情報時代の中で役に立たねばならないと思う。

メメントモリ 5/10

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傾向と渇望:走り出した電車は、銀河鉄道か!(メメントモリ 4/10)

2011-02-23 | 第七章「光と復活体」

 心理療法で有名なカール・ロジャースの人格形成論の19の命題の中に、第4の命題がある。

 「有機体は、一つの基本的な傾向と渇望(striving)をもっている。すなわち、体験している有機体を現実化し、維持し、強化することである。」 (ロジャーズ全集 パースナリティ理論8 伊藤博訳 岩崎学術出版社)

 難しい専門用語で学術的に書かれているが、実は、世の中でとてもポピュラーなことを正確に論じているのだ。

 やめられないとまらない。カッ〇えびせん。

 わかっちゃいるけどやめられない。

 どうにもとまらない。

 ・・・・

 人が身体と成育史と魂からなると考えると、この傾向と渇望も、身体系、こころ系、魂系と分類できるかもしれない。自分の人生をかえりみると、首尾一貫と意思を持って進んできたというより、何か、そんな風になってしまったというようなことが多い。結構神秘的な領域とも見えるが、場合によれば悩ましい領域でもある。

 来月の3日から、不思議な縁の中でスタートするサークル活動「うきうき太極拳」も神秘的な傾向と渇望から生まれたようだ。

 子供のころは体育は好きであったが、学生時代に1年卓球、中年のころに数年ジョギングをした以外は大してスポーツをしなかった私であるが、生き甲斐の心理学の師匠、U先生の影響。そして、U先生の太極拳仲間の方々の影響を受けて、その気にだんだんなってきたのである。

 そして、ただ太極拳を始めるというだけでなく、サークルも一緒に立ち上げるということになった。生き甲斐の心理学を勉強してきたので、それがまともな選択肢かいろいろ思索したが、8年前に会社をやめる時と似て、誰かに背中をおされたかのように決めてしまった(勿論、支えて頂いた素晴らしい方々のお陰である)。

 私の傾向と渇望は、何だったのだろう。身体系か成育史系か魂系か?不思議なことに全部当てはまる気がする。太極拳とはそんな性格かもしれない。

 昨年、U先生のお仲間といっしょに筑波にバスツアーに行った。写真は、その時の霞ヶ浦の白鳥である。

 バスツアーの時はお元気であったKさんに、インターネットで太極拳のことを教えていただいたり、楽しくお酒を酌み交わしていただいた。時には、神社の鳥居やお寺の塔についても教えていただいた。そのKさんが先日天国にいかれてしまったのである。

 今は、Kさんが私の背中を優しくポンと押したのかもしれないと思っている。

メメントモリ 4/10

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歴女・歴男の元祖!(メメントモリ 3/10)

2011-02-22 | 第七章「光と復活体」

 先日、水戸の偕楽園に行った。梅といえば偕楽園と、青年時代に訪れた記憶があり、先日東北方面に旅行をしたときに、日帰りで行ける距離だと実感したこともあった。

 水戸光圀については、殆ど知らなかったが、好文亭の美しい襖絵や庭園を見たり、大日本史完成の地の碑文を見たりで、興味に拍車がかかった。帰る前には水戸光圀が日本ではじめて食べたとされるラーメンを模しての、光圀ラーメンまで食べてしまった。

 Wikipediaによると、水戸光圀は藩の財政の1/3を大日本史編纂のために費やしたそうである。それが元で財政が悪化したものの、250年の歳月を経て完成した大日本史は、西田幾多郎氏に近代の中での名著とされたようだ。大日本史は受験勉強で頭に入っているが、どんなものか興味が湧いた。

 しかし、水戸光圀は凄い歴男。日本の歴男の元祖といっても良いかもしれない。中国の「史記」が、水戸光圀に相当影響を与えたというWikipediaの記述もあり、歴男の元祖は司馬遷だとも思うが・・・

 そして、日本のアイデンティティとして、明治維新等に強烈な影響力を与える。

 さて、昨年は一年間、古代史に興味を持ち、歴史の本を楽しんだ。日本人のこころの研究にも役立つので、一挙両得なのであったが、最近は小休止状態で、キリスト教とか西欧に関心が傾いている。しかし、恐らくまた歴男への回帰が始まるだろう。私の周りには歴女・歴男が多いこともある!

 司馬遷が死を賭して書いた史記。水戸光圀が藩の財政の1/3を費やした大日本史。歴史研究は、それだけ魅力があると思う。

メメントモリ 3/10

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大日本史完成の地

光圀ラーメン(美味しかったです)


心がちょっと囚われたときの1,2,3・・・(メメントモリ 2/15)

2011-02-21 | 第七章「光と復活体」

  昨年末から、今に至るまで、新しいサークルのこととか、2-3新しいチャレンジをしている。そのストレスを楽しんでいるのだが、感情面で不安から怒りに、ほっておくとどんどん階段をのぼっていくような(不安、怒り、身体症状、ウツ、錯乱の5段階の階段)ことが2回あった。

 今日、朝テレビを観ていたら、芸能人の結婚式披露宴の話題がでていたが、その中である芸能人が、「某さんのことがかぶって、・・・してしまう」。そんな表現をされていた。心理学で有名な防衛機制で投影とか感情転移があるが、基本的に≪かぶる≫という表現が、ちょっと抵抗ある表現ではあるが、かなり近い表現なのだと思った。

 意識していないか、あるいは殆ど意識しないAさんのことが、現実のBさんにかぶり、ありえない高い理想をBさんに密かに抱いたり、Aさんへの苛立ち(本来は自分へのいらだちもある、そのあたりは複雑なのだが)をBさんに感情面でぶつけたりする。とても理不尽なこころの働きなのである(それで、バランスをとっているので良い面もあるが)。

 Bさんのことが、何か気になる。漠然とした不安感というか・・・そんなことがあったとき、私の場合は(どうも理論的にもそうだが)、不安感とか怒りなどの直接的な、じわっと来る感情は現れないものである。心理療法やカウンセリングで感情を大事にというが、まずは、≪気になる≫そんな心の働きが先に生じるようだ。場合によっては、偏執といっていいようで、何かが頭を離れない。

 そんな時、自分の執着を、自分の理想と現実のギャップと考えて、それを模索し吟味することでギャップを縮めるのがセオリーであるのだが、かぶっているこころの機制がある場合は、なかなかヒットしないものだ。

 Aさんへの高い理想的な思いがBさんにかぶっていては、Aさんのこと(かぶっている)を思い出さない限り無理というものだ。

 かぶることからくる、悩ましい現象があるとき、どうしたらようのだろうか。ちょっと整理したが、こんな風になるのだろうか?もちろん、ちょっと抵抗を感じた場合は、パスしてくださいね!

1.誰かにかぶる。そんなこころの防衛機制があることを知る。できれば、自己事例まで深めてみると、自分の傾向が判る。

2.なぜBさんのことで執着したりするか。その執着は何か本当に意味があるかを思索する。一番よいのは、自分が死ぬ時のことを想像して、今の執着内容を客観視する。つまらないことに執着する自分を感じてみる。

3.自分の理想が凶器にもなることを知る。頭の片隅にこの言葉を入れていれてみる。

 自分の囚われの傾向や、その対策をのんびり行っていると、自分の感情が見えてきたりする。私は、悲しんでいたんだ・・・など。そして、その感情をもつ自分を大切にしつつ、絡まった理想や現実を解していくと、何か回答が見えてくるものだ。

 

メメントモリ 2/10

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