イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

待つのです、恵みの時を!(体験の解釈が世界を変える 10/15)

2011-02-13 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 多摩動物園のレッサーパンダのそばにユキヒョウがいる。先日訪れた時は、いつもと違って歩き回るだけではなく、静かに佇み一回小さく遠吠えをした。何かの叶えられない情動があるようだった。

 さて、若いころは猪突猛進で進むことが多かったが、生き甲斐の心理学を学び、また、年をとってくると、待つことの大切さをひしひしと感じるようになってきた。

 30歳台のころ、次女が自転車に乗りたいと練習を始め、手伝ったことがある。小一時間、あれやこれやで自転車の後ろを支え練習をしたが、なかなかうまくできないので、今日はおしまいと私は先に帰った。

 次女は、その後2-3時間して戻ってきて、自転車に乗れるようになったという。確かに上手に自転車をこいでいた。後ろで支えないと、練習にならないと思っていたが、そうではなかったので、驚いた。

 その時、計らずも、待つことの大切さを学んだ。

 お料理でも、例えば一度冷めて寝かしたカレーは格段に美味い。神秘的ですらある。待つことは、無駄なようで無駄ではないようだ。

 自分のストレスとの対話の結論として、≪待つ≫という選択が出てくることがある。私はせっかちなところがあって、≪待つ≫ということでストレス曲線が、不安から怒り。怒りから身体症状。といったふうに亢進するところがあった。待てない人だったかもしれない。が、最近はちょっと大人になり、待つことがそれほど苦痛でなくなってきている。

 待つことは祈りの時かもしれない。マリアがガブリエラから受胎告知をされた時、≪お言葉どおり、この身に成りますように。≫と言われた。この言葉にも、祈ることが含まれている。

 体験の解釈を変えると世界が変わる 10/15

人気blogランキング・・クリック応援お願いしますね