田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

賑やかな一日 若い響きが こだました

2008年05月28日 | 日記
5月28日(金) 曇り 薄日は射すが 曇り 午後 風が強くなり 夜 雨が

今朝も朝から?っと書き出しから文字がダブるという慌ただしさ。
しかし、状況はと言うと昨日が初日今日は・・少々落ち着いた朝を迎えている。
青空に薄く縞模様の雲が靡いているが・・・太陽の威力を発揮できる一日であろうか?

ホットステイと云うことで農村体験の中学生を今日も迎える。
もっとの昨日は各務原市、今日は千葉県柏市の子どもたち・・・・
待ち合わせの場所に10分前に着き出迎えって処までは良かったのだが・・
それらしき観光バスが俺のオレの目の前を結構なスピードで左から右へ飛び去った。
時計を持たない俺が、携帯を持たないで来てしまったのだった。
仕方なくこう云うときには環境ウオッチングとばかりに田圃の脇を覗き込みながら過ごしていた。
ハルジオンを覗き込むと小さな蜂が蜜でも探しているのだろうか・・・パチリ

     《花:キク科ムカシヨモギ属の春紫苑(はるしおん) ムシ:?》
また、どこから種が飛んだのか、苗場子にでも根が着いてきたのかマーガレットが咲いていた。
ここでも花を意識しないで眺めてみると蝶がとまっていた。
シジミチョウの種類だろうが名前は解らない。。

こんなことに夢中になっていると、KM婦人の軽トラがオレノ脇に止まり、今日の出迎えは場所が違うという。
隣の集落の集会所前だと云うではないか・・・・・
途中までKM婦人の班と一緒に歩いて来てもらっているので車に乗れという。
ありがたいことに俺は軽トラの荷台に飛び乗り途中まで乗せて貰い合流ができた。
酒井根中学の生徒とご対面をしつつ申し訳ない気持ちと、何故場所を変えたのか?
疑問を感じていた・・・・・
数分歩いて我が家に到着して早速自校&自己紹介を始め・・・
立科産の林檎ジュースを美味いといいつつ飲み干し・・・・遠慮勝ちの生徒も目が輝きだした。
予定の6名のうち約1名が足の具合が悪いと云うことで総員5名で我が家の滞在体験が開始された。

双方の自己紹介も明るく出だしよく、プログラムどおりに進行して次は農業体験となる。
しかし、業としての農耕はしていないことをおことわりし、
今年も千葉県特産の落花生(ジマメ=地豆)を彼らに蒔いてもらうことにした。
殻から豆をだし、種を蒔き、切りワラを乾燥よけに蒔いて、水を撒く・・・・
一瞬にして今日の主目的の農村体験の主たるイベントが終わってしまったのだ。
これだけで帰すわけにわいかず、畑の隅に勝手に生えているミントを千切り、
裏の石積みの間に植えてあるカレープラントを積んでもらった。
そして、熱湯を注ぎ入れて美事 ハーブティーのできあがり。
全員が美味い上手い””と云ってくれたのが嬉しい。
このときに先生方が来訪し一時彼らも緊張の時を過ごしたのです。
昼飯はまたも家の中に入り、Mの作るみそ汁と昨日と同じアスパラガスをパクつく。
今日の生徒は全員が美味いおいしい等と歓声を上げるためMは一際美しく輝くのでした。

昼飯あとは集落を取りまく堰掛台を一巡り、水路をサイホンで谷を渡す現場を確認。
江戸中期から続く集落の疫病予防の守り地蔵尊を拝み・・・・
150年前のワラブキ屋根の家の前で記念撮影・・・・等々
最後の訪問地はなんと3億年前の地層が現れているところ眺めつつ
過去にここは沼だったことが実証される地層に手を触れて大学習。
これで家に戻ると・・・なんとMが簡単なショウトケーキ風のお菓子を振る舞ったのには驚いた。
全員ここでも美味いうまいと大喜び
確して山裾さんちのホームステイは終了と相成りました。
帰りは、朝出会えなかった待合所へ向かうと別の班も集まり再会の喜びで盛り上がっていました。

2日間連続のホットステイご苦労様でした。

夜はふるさとプロジェクトの会議があり、本年度方向もまともになってきたようにオモエマス。
コメント (11)
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水の危機 環境を守り育む 山裾から世界へ

2008年05月28日 | 日記
5月27日 快晴 雲一つないが松の花粉最大 なんとなくボンヤリする

我が家にしては超早朝からの朝飯・・・
6時半には食卓に着いていたように思う。
と云うのは、今日から我が家で一日5時間だが、各務原市の中学生が滞在することになっている。
中学生と直に接するのは1年半、しかも、いつもは大人と犬の生活、
さてはてどうなることでしょう?
慌ただしくスリッパの用意やら、椅子がたりないから2階から降ろすなど・・・・
少しだけ時間のゆとりができたっと思ったら、出迎えに行く時間を30分も間違えていた。

 慌てて急いで神社を横こぎってたんぼ道を走るようにあるいて、あと田圃一枚と言うところで携帯をだ して時間をみる。
 
 バスの気配も全くないし不安ながら待ち合わせ場所に着いたのは9時5分過ぎ。
 時間に几帳面な俺のこと・・・・
 だれもいない田舎の国道でひとりぽつんと待っていると誰かが
 「何処までですかぁ~」なんて声をかくてくれるってぇこともある・・・・ので
 待ち合わせ場所を通過して少しだけ何気なく散歩風に歩くことにした。
 この近辺のお宅は皆さん空き地に草を植えているのが美しい。
 
 (この花は野菜なの?畑の脇にたくさん花を付けているのだが??)
 やがて中学生を乗せたバスが坂を登ってきた。
 定刻通りに到着、1~3班15~6名が下車する。
 俺の家に来る班は5名の構成で男3女2人のグループだった。
 家までは彼らとゆっくりと歩いて15分くらい掛かっただろう。
 先ずは部屋へ入り自己紹介といろいろ話しを始めた。
 お茶代わりの一升瓶の林檎ジュースとゼリー しかし、少々遠慮気味!!

 都会に住む中学生が田舎生活を体験するために一日5時間くらい滞在することになる。
 我が家では還元エネルギーとして太陽熱を利用して湯を沸かし、
 そこらに生えている草(ミントやカレープラントなど)でハーブ湯体験をする。
 ハーブ湯といても葛湯と同じで口から飲むだけだが・・・・
 
 田舎体験=農業と決めつけるから、体験的にポットに蒔いたままになっていたバジルの苗を大きなポ ットに移植してもらうことにした。
 ホッタラカシでやっていたが結構みんなで協力しながらじょうずに植えてくれた。
 昼飯は彼らは持参して、みそ汁とアスパラガス、信州筍キムチ合えを提供した。
 食後は少しだけゆっくりして、集落をぐるっと回る山道を散歩・・・・
 帰ってきてからは太陽光でニラ煎餅を焼く予定だったが松の花粉のためか火力?が弱くて焚き火をし てご馳走、あっと言う間に食した。
 ノンビリしていたら帰りの時間に10分も遅刻をしてしまったようだ・・・
 彼らは何を感じてど~思ったのかは解らないが・・・
 信州山裾で過ごした数時間を覚えてくれればよい。

 夕方は昨日と同じNHKのクローズアップ現代をみた
 『5月27日(火)放送シリーズ“水危機”地球の水は人を養えるか』

 地球規模の課題となっている食糧危機、主な原因の一つが水危機だ。
 シリーズ2回目は、農業用水をどう確保するのか、世界の取り組みを追う。
 世界有数の農業国・オーストラリア政府は、4年前の干ばつを契機に限られた水 を効率的に再配分するため、農家同士で川の水利権を取引する「水市場」を促進した。
 その結果、大規模農家が高額な水利権を購入し高価な農産物を生産する一方で、小規模農家の離農が相次いでいる。
 スペインでは、逆浸透膜という日本の企業が開発した最新技術で海水の淡水化プラントを造り灌漑用水を確保してきた。
 しかし、プラントの稼動には大量の電気を使うため、地元の石炭火力発電所のCO2排出量が増加するという皮肉な事態を招いている。
 食糧生産に欠かせない水をどう確保するか、最前線を追う。
 《以上 NHK ホームページより》
 一番の危機的状況は、水を「金」や「ガソリン」と同じように、必要だから得る ためではなく金儲けのための投機的に扱われるのが怖い!!
 

 輸入した食料に、 その食料ができるまでに使った水の代金を消費税と同じように上乗せする時代になるのだろうか?
 水が金儲けになる時代・・・
 日本の食糧自給率を上げ地産地消を実行しないと大変なことになる。
コメント (7)
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