2月14日(月) 曇り 僅かに薄日が出る 昼からは雪
朝はうっすらと雪化粧したところへ僅かに朝陽がでたがやがて陽射しも消えモノトーンの集落へ戻った。
陽が出ないと云うことは一日中ストーブに薪を放り込むという作業が伴う。俺的にはPCに向かい、プリンターの用紙がスムーズに流れることを確認する作業があるが、家にいるSalaとArgoは唯々、地べたに寝転びながら背中が熱くなれば腹と入れ替える程度の自堕落な一日を過ごすことになる。
時間はあっという間に過ぎて、先週の5日間で胃袋が小さくなった俺は、昼飯を摂るには少々腹が減っていない。ひたすら遅れを取り戻すためにPCに向かいっぱなしだったが、5時を過ぎるとMも戻って来た。集落には仕事から帰ってくる車が列を為す時間帯を迎えている。
夕方からは本格的に降り出している上雪、あまり聴かない呼び方だが湿り気が多い雪だと云う。太平洋側に湿り気のある低気圧が入るときに降る雪のようだが、俺にとっては何時までもコンクリートのところが白くならないのはありがたい。天気予報でも明日は暖かいと云ってくれている。
夜になって電灯を点けるようになると彼らはTVに釘ツケになる。ニュース番組が好きなようで、同じ画面に動きがないものは好まず、人が出てくるものを好んでいる。Argoはまだあの薄い機械の中に人や動物がいるようにおもっているらしく、といどき後ろ側へ行くき、何もないのにばつが悪そうに俺の顔を見るのだ。
そう言う俺は夜になってやっとボランティア集団、町民活動センターのパンフレットが仕上がった。薄いピンク色の厚紙に印刷したためになかなか上手く行かなかった。尤も印刷は本職に出せばよいのだが、一枚35円くらいになると云うことで、役員からは勿体ないという声があがった。
今日一日、俺は勿体ないことをしたと思って良いのだろう?
“どうってこたぁ~ないょ” ボランティアだから ・ ・ ・
この一言が次を呼んでしまうのがいけない。