田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

一手間かけて美味しいエコ 燻す心を知る

2011年02月27日 | 日記

2月27日(日) 晴れ  風は強いが 暖かな一日

 朝10時にはたてしなエコ・クラブのスタッフがIさん宅へ集まった。

昼飯時には美味そうに煙に燻された食材がぞろっと揃い、春の暖かい陽射しと共に至福の時を過ごした。

 

今日の集まりは来月13日に開く『エコを楽しむ一日』の予行演習と云うか、スタッフの一人Iさんの実践する燻製作りをダンボールを使ってやろうと云うこと。

 

Iさんのお宅に着いたときには、彼が自分で作ったという木製のベランダにはダンボールが並び食材も揃えられていた。 

短時間で食べられるようにと魚は鰺の開きを使用してダンボール箱の中にツルした。他の食材はウインナーソーセージ、笹かまぼこ、チーズ、沢庵と揃い、燻す樹種も楢、リンゴ、桜、胡桃 と食材に合わせて使った。

 昨夜からの強い風も昼に近づくと穏やかな心地よい風に変わり、ベランダの脇ではオオイヌノフグリが鮮やかな姿を見せていた。

主食は燻製で副食には持ち寄ったオニギリといなり寿司が並べられた。オニギリは古代米の赤米と黒米入り、いなり寿司は玄米にキビが混ぜてあるどちらもエコクラブらしいものだ。他にもデザートには全て手作りの干し柿や煮リンゴをワイン漬けにしたもの等、それぞれが工夫をしながら加工し、美味しさを倍加させたものが並んだ。 

ダンボールからは甘い香りや眼に染みるツーンとする薫り、そろそろ良いかと覗き込みながら1時間少しで完了となった。

テラスに並べられた食材は、全てが腹の中へ治まるのに燻した時間の半分も経たないうちに完食となった。食事を摂りながら13日本番には大きなダンボールを使うことや食材の調達など具体的な話ができたのがよかった。 

満腹になったあとは庭に植えてある果樹の話や、本格的に作る生ハムの話、大きなテーブルを作っている話などIさん夫妻が立科町に移り住んで1年半とは思えない生活観を持っていることが見えた。

俺たちが帰るときには玄関脇のローバイの花が春を感じさせてくれた。 

 

 

コメント (2)
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