物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

空梅雨から大雨に、果たして水資源は?

2005-07-03 18:33:01 | 日記・エッセイ・コラム
今年の6月は空梅雨でまったく雨が降らなかった。ところが昨日の土曜の夜から大雨が降って床下浸水の家も出たという。人間だったら、そんな極端な人は嫌われるのだが、自然が相手では文句の言いようがない。それに雨が降らなくて松山中が困ったのは約10年前のことだった。今年はそれを上回る渇水かと思ったのだが、かなりの大雨でちょっと一息をついたようだ。松山市ではこの前の渇水時に市長の首が飛んだということはなかった。

福岡では20年前だったかの渇水で当時の市長は無策と言うことで再選か三選が果たせなかったという。松山ではその後ちゃんと水対策を立てているのかと思ったが、どうもそうではなさそうである。海水を淡水化するという話もちらほら出ていたが、それもきちっとされているわけでもなさそうだ。もちろんそういった事業をすれば、お金がかかるのはわかるので、簡単に取り掛かれないというのは一応は理解できるが、なにせ水がなければいくらえらそうに言っても人間生きていくことなどできない。自然のお陰で生きていられることを痛感した10年前の渇水であった。

もっとも道後平野の水資源を評価して水の研究をしている人は私の知り合いである。彼は天気のいいときはすることがないが、雨が降るといくつかの下水の定点の観測点を長靴を履いて回るんだということを聞いたのももう20年以上昔のことである。彼はどんな水対策を抜本的に考えているのだろうか。また話を聞いてみたいものである。