先日土地価格の公示があった。東京とか名古屋等の一部ではあるが、商業地や住宅地の値上がりがあった。これはミニバブルともいわれている。
土地は社会の共有の財産という考えがヨーロッパにはあって、土地で金儲けをするという考えはあまりないが、日本では土地を使って金を儲けるという悲しい「さが」がある。
バブルの崩壊後そういう傾向にある程度ブレーキがかかったと思っていたが、東京都を中心にしてこのミニバブルが再燃している。
東京都とその近郊のマンションが値上がりをしているというテレビのニュースもあった。世田谷区だったか1億とか1億5千万のマンションが飛ぶように売れているという。
老齢社会に入って人口が減っていきそうだということで土地が少なくなるというイメージは減ったこと、また土地の値段が極端に上がったために普通の人が買えるという状況でなくなった。
そのために銀行等の倒産があり、バブルが崩壊した。それは大局的に見れば、健全なことであったと思う。