副大臣という職は民主党の政府になってできたわけではないが、前の政府ではその影は薄かった。ところが今の政府になって副大臣も重要な職であるという印象をもってきた。
というのは先日のNHKの討論会で二人の副大臣がゲストとして出てきて、彼らの言うことが一々もっともでバランスの取れたものであったからである。確かに世の中は変わってきているという印象を多くの人が持ったのではあるまいか。
朝日新聞の記事でも記者の名も女性記者が多くなっているし、なかなか世の中は変わらないという一方で変わってきている面もある。だから、現在の派遣社員の増加でまた首を切られて職と住居とかつ生活の保障を失っているという状況も変えられるはずである。
ホームレスの人の増加も心配であるが、一方でそのホームレスを支援しようとしている人もいるのは頼もしい。
「官僚」支配から「過去官僚」支配に変わっただけだと揶揄されているが、それでも新しい芽が出てくると世の中に希望を与える。願わくば派遣社員の生活を保障するような制度の設立を望まずにはいられない。