昔書いたエッセイを「Levi-Civitaの記号とベクトル解析」というタイトルに変更して、中身を修正している。ところが少しの修正ですますつもりであったが、方々に筆を入れたくなって収拾がつかなくなりそうだ。
いつも私のこういう習性には困ったものである。本来は「Pauli行列の導出」というエッセイを書いており、一応出来上がったと思って9巻9号に載せるつもりだったが、すこし時間をおいてから読んでみると、まだまだ生半可のところが多いことに気がついた。
その原稿全体がおしゃかになったわけではないが、これは自分の心の中では完成には程遠いことがわかったので、その代わりに「Levi-Civitaの記号とベクトル解析」というエッセイの完成を急いでいた。
やれやれ。これも完成しないとするとどうしたらいいのか。
(2020.5.11付記) 「Levi-Civitaの記号とベクトル解析」は「数学・物理通信」9巻9号に掲載した。「Pauli行列の導出」は次の号の9巻10号に掲載した。
関心のある方はインターネットで検索すれば、名古屋大学の谷村先生のサイトにたどり着くだろう。