小著『四元数の発見』(海鳴社)の英訳をしたいと思っている。そのためにはどこかの出版社に出版したいという趣旨の提案書を書いて、その承認をしてもらわないといけないのだが、なかなかその提案書を書く気になれない。
それで7月初めからぐずぐずしてきたのだが、そろそろとりかかろうかと考え出した。とはいうものの8月26日には徳島科学史会の総会が松山であり、そのお世話に今月は忙殺されそうだ。
この総会に私は話をしないつもりであったが、放談と称してなんらかの話をしたいと思っている。私の場合にはかなり長い間「他人から見た武谷三男」というタイトルで10年近くこの徳島科学史研究会で話をしてきた。今年はそれから外れた話である。
その最後にあたる中村静治さんの『新版・技術論論争史』(創風社)を最後には取りあげるつもりであるが、数年は時間がとれないから議論ができないであろう。