あまり東京に出かけることはないのだが、それでも年に一度くらいは東京に出かけることがある。
地下鉄やJRに乗ったときに感心するアナウンスの言葉がこのexpecting motherである。
すなわち、「子どもが生まれる予定の女性に席を譲りなさい」というときに英語のアナウンスでexpecting motherという語がつかわれている。
この語は短い語であるが、なかなか要を得た語であり、いつもこの英語が意味するところを面白く思っている。
日本語で「(子どもが)予想される女性」などといってももちろん日本人なら誰でもわかるだろうが、少し冗長だし、適切な表現という訳にはいかない。
それでちょっと考えたが、「身ごもっている女性」はとかいうことができるかもしれないが、やはりちょっと時代がかった言葉のようであり、普通の現代の日本語ではなかろう。
妊娠中の女性とアナウンスではいっているが、この日本語はちょっと硬い感じがする。それでこのexpectingにあたる、いい日本語を思いつかない。それくらいうまい表現であると思う。
ちなみに英語では妊娠中にあたる言葉はpregnantという語があるが、これは病院では正確ないい方だろうが、やはり日常語ではない。
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