物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

しっかりしろ、NHK

2015-07-13 12:11:24 | 日記
一連の安保法制に反対するマスコミは朝日、毎日新聞くらいでテレビは少なくともNHKはあまり議論がない。

ニュース報道としてはNHkもしていないわけではないだろうが、議論としてはほとんど、あるいは、まったくしていない。

こんなことでは公共放送としてのNHKの名が廃るではないか。個々の記者としては安保法制に疑問を感じたりする人はいるのだろうが、それが放送に反映されない。特にそれを討論する番組が組まれない。

NHKのヘッドからしておかしいのだから全体がおかしくなるのはしかたがないとしても、「しっかりしろNHK」と言いたい。

こういうことでは放送料金の支払いを拒否したくもなる。イギリスのBBCが時の政府に批判的な放送を堂々とするのに比べても最近のNHKの委縮ぶりがひどい。

個々の放送では頑張っていても、大きな大勢としてはもうNHKは御用放送だと心ある人に密かに思われても一言もあるまい。時の政権に対する批判ができなくなったら、マスコミの価値はない。

妻も先週の土曜の年金問題の討論番組を見て、「なぜ三宅民夫さんは安保法制の討論番組をしないのだ」といらいらしていた。もっともNHkを見ているのは私であって、妻はあまりNHKをみない。もうすでに御用放送だと決めつけているみたいだ。

安保法制に反対する学者の数は1万人に迫っている。一般に学者とか研究者というものは世間に疎い者が多いのに、である。

友人から回ってきた安保法制に反対する署名について私が友人や知人にそのメールを転送したら、すぐに書名をしてくれる人が多かった。

私が転送したメールでも10名以上20名くらいの人が署名をしてくれた。私が署名したころは署名数は6300人くらいだったが、それから2週間程経って1万人に迫っている。

もっとも現役の学者や研究者は署名をすることに差しさわりがあると判断される方も多かろう。だから、1万人に近づいて来た署名数は決して少ないとは言えない。私たちは現役の研究者の声も代弁しているつもりである。だから一人は実は一人だけを示しているわけではない。その後ろには数人を代表しているのである。

こんな盛り上がりは1960年ころの安保闘争以来のような気がする。




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