前に読んだ本がわかりはじめた。これは昨日も書いたかもしれないが、太田浩一さんの『電磁気学 I』(スプリンガー・ジャパン)のガウスの定理とストークスの定理の箇所である。
前に読んだときにはあまり感銘を受けなかったし、よさがわからなかったが、今度は少しわかるようになった。これはある種の発見法的な説明である。
ガウスの定理とストークスの定理が、「微積分学での基本定理」の一般化になっているということである。このことを最近の多くのベクトル解析の本で述べられるようになったが、そのことがこれらの定理の証明にあまりきちんと反映されていないと思っていた。
もっとも、ストークスの定理の方はもうちょっと書き方を改善できないものか。
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